風にまかせてふわふわり。。。

生きていると色んなことがある。

死と向きあう

2016年03月08日 19時47分55秒 | 思うこと
先日亡くなられた方。
告別式の冒頭に、ご本人からのメッセージが読み上げられた。

自然と涙が溢れ出た。。。


どんな思いを抱えてどんな気持ちで、この言葉を綴られたのか…
その胸の内と行動力に想いを寄せると、涙が溢れて止まらなかった。
立派な方だ…

できることじゃない。
自分の病気を受け入れ、しっかり向き合わなきゃできない。




12月に聴いた淀川キリスト教病院理事長のお話を思い出した。

淀川キリスト教病院のホスピスは、癌の緩和ケアを行いながら死を迎え入れる施設。
末期がんの患者さんは、5つの痛みを訴えられるという。
詳細は記さないけど、5つの痛みを乗り越えた先にあるのが「死を迎え入れること」だと。
5つの痛みは、常に死と隣り合わせ。
想像を絶するような苦しみや辛さを伴うらしい。

が、その痛みを乗り越え、死を迎え入れる用意ができた方は、感謝の気持ちに包まれて眠る様にその日を迎える…んだとか。。。



先日の故人。
眠るように亡くなられたらしい。



以前に読んだ「死」についての本に同じようなことが書かれていた。
人は「死」を受け入れてその日が近付いてくると、体内のホルモンが「生」のホルモンから「死」のホルモンに入れ替わっていくという。
そして苦しむことなく、心地よく死を迎えられるようになるという。

苦しみながら臨終を迎えるように感じるのは、医療が「死」を邪魔するからだと書かれていた。
本来「死」は自然なもの。
死に逝く人を医療で止めようとするから、苦しみを伴わせてしまう…と。




死を受け入れ、延命治療も受けなかったんだろう。
故人から学ぶことは多い。

「遊びにおいで」「ご飯食べに行こう」
悔やまれるばかりだ。。。








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