絶望のとなり

最近また、図書館に通い始めた。
友人から借りていた、大量の小説を読み終えたから…なんだけど。

先週末借りて来た本の一冊が、「アンパンマン」でおなじみのやなせたかしさんの詩集。
「ちいさなてのひらでも」

以前にも、やなせたかしさんのことを日記にしたことがあるけれど、私は「アンパンマーチ」が好き。
この歌には、「生きる」ことへのものすごいメッセージが込められている。


…で、「ちいさなてのひらでも」の詩集。
どれもやなせさんの「生」に対する想いが綴られている。


その中から。。。



　絶望のとなり

絶望のとなりに
だれかがそっと
腰かけた
絶望は
となりのひとに聞いた
「あなたはいったい
　だれですか？」
となりのひとは
ほほえんだ
「私の名前は
　希望です」



絶望の淵に立っている人には、
「希望」なんて嘘っぱちのように思えるどころか、
怒りさえ湧いてくるのではないかと思うけど、
絶望の隣には、必ず「希望」が佇んでいると、
私も思う。。。

だから人は、いつか必ず思い直し、
未来に向かっての一歩を踏み出せるのでしょう。。。