先日あった「名古屋無差別殺人暴走」事件。
職場での今日の昼休み、この話題が出てきた。
「いい年をして身勝手な」
「仕事もせずに、親にお金を出してもらって生活するなんて」
「なんで働かないんだろう」
「甘えるな」
…という声が聞かれた。
確かにそれは間違いないこと。
絶対にこういう事件は起こしちゃいけないけど、私はこの容疑者は可哀そうだと言った。
そこにいた人は意外そうな顔をした。
そりゃそうでしょうね、犯人が可哀そうだなんて。。。
この容疑者は、警察官の父親に迷惑を掛けたかったのでしょう。
子どもの頃から、愛された記憶も経験もないのでしょう。
大事にされたとか、認めてもらったとか、信じてもらった、応援してもらった、助けてもらった…そんな肯定的な経験。
恐らくここに至るまで、「~しなきゃいけない」だとか、「~すべき」だとか、「~できて当たり前」という精神的に追い込まれるような家族からの関わりしかなかったのでしょう。
きっと心の中は、満たされない思いでいっぱいだったのでは?!
そんな思いを抱えたまま、大人になってしまった。。。
「親からの援助を受けて生活しているじゃないか」という声も聞こえそうですが、それは親が世間体が悪いから、そうしているだけのことじゃないだろうか…と私は思う。
親にお金があるから、お金で解決しようとする。
親にすれば「何が不満なんだ?」となってしまうでしょうが、この容疑者にしたら、生活には困らないけど、心に空いた穴は塞がることなく広がるばかりだったのでしょう。
こういう事件を起こすことは絶対にいいことじゃない。
身勝手極まりないこと。
けど、そんな行動を起こさなければならないほどの心の叫びに、周りが気付かなかったということが、何とも悲しい。
愛を感じず、承認されることを経験せず、否定的に育てられた子どもは、少なからずこんな感情を抱いた大人になってしまうのではないでしょうか。。。
それを行動に移すかどうかは、些細なことがきっかけだと私は思う。
被害に遭われた方の、一日も早いご回復を願っています。。。
職場での今日の昼休み、この話題が出てきた。
「いい年をして身勝手な」
「仕事もせずに、親にお金を出してもらって生活するなんて」
「なんで働かないんだろう」
「甘えるな」
…という声が聞かれた。
確かにそれは間違いないこと。
絶対にこういう事件は起こしちゃいけないけど、私はこの容疑者は可哀そうだと言った。
そこにいた人は意外そうな顔をした。
そりゃそうでしょうね、犯人が可哀そうだなんて。。。
この容疑者は、警察官の父親に迷惑を掛けたかったのでしょう。
子どもの頃から、愛された記憶も経験もないのでしょう。
大事にされたとか、認めてもらったとか、信じてもらった、応援してもらった、助けてもらった…そんな肯定的な経験。
恐らくここに至るまで、「~しなきゃいけない」だとか、「~すべき」だとか、「~できて当たり前」という精神的に追い込まれるような家族からの関わりしかなかったのでしょう。
きっと心の中は、満たされない思いでいっぱいだったのでは?!
そんな思いを抱えたまま、大人になってしまった。。。
「親からの援助を受けて生活しているじゃないか」という声も聞こえそうですが、それは親が世間体が悪いから、そうしているだけのことじゃないだろうか…と私は思う。
親にお金があるから、お金で解決しようとする。
親にすれば「何が不満なんだ?」となってしまうでしょうが、この容疑者にしたら、生活には困らないけど、心に空いた穴は塞がることなく広がるばかりだったのでしょう。
こういう事件を起こすことは絶対にいいことじゃない。
身勝手極まりないこと。
けど、そんな行動を起こさなければならないほどの心の叫びに、周りが気付かなかったということが、何とも悲しい。
愛を感じず、承認されることを経験せず、否定的に育てられた子どもは、少なからずこんな感情を抱いた大人になってしまうのではないでしょうか。。。
それを行動に移すかどうかは、些細なことがきっかけだと私は思う。
被害に遭われた方の、一日も早いご回復を願っています。。。
でもね~被害者の視点からみると、被害者の家族はそんな気持ちにはなれないことは仕方がないと思う。
不慮の死は、天災であろうが人災であろうが交通事故であろうが、同じ死とはいえ大きな違いがあるような気がする。
「罪を憎んで、人を憎まず」
なかなか出来る事ではないな~、と思う。
このところ厳罰主義的な潮流があるなか、個人の責任を追及しても駄目な気がする。
周りの環境や「元から断たなきゃダメ!」的な本質は間違いなくあるんよね。
なんか結論が分かりにくい、つぶやきになりました。
えっと・・・
被害者は絶対に許せないよ、こんな事件を起こすヤツのことなんて。
加害者の気持ちを思うと可哀そう…だと言う私でも許せない。
けど、加害者の心の内を思うと、やっぱり「可哀そう」なんだよね。。。
>不慮の死
すごい喪失感だよね、失った遺族は。
焦燥感なんて際限なく続くだろうし。
私の父が、突然死だったんよね。
自然死とはいえ、昨日まで元気だったのが朝死んでしまった…って感じだったから、そのショックは大きかった。
こういう身勝手なヤツに殺されてしまうと、本当に許せないと思うよ。
>周りの環境や「元から断たなきゃダメ!」的な本質は間違いなくある
やったヤツは絶対に悪いんだけど、それを罰するだけじゃ解決にならないような気が私もするんよ。
なんなんだろね、この殺伐とした今の世の中。
小さな子どもを連れている若いお母さん。
ときどき見かけるのが、2歳くらいの子どもに罵声を浴びせている姿。汚い言葉。
手をつないで歩くこともなく、罵声で子どもを急き立てる。
そんな言葉で育てられた子どもは、どうなっていくのか…想像はできるよね。
そんな風に育てられた親は、また同じように子どもを育てる。
連鎖だよ…
どこで変えることができるのか。。。
豊かになりすぎたツケが、人の心を失わせてしまったのかもしれない…って感じる。
日本の未来、どうなるんだろ?
>日本の未来、どうなるんだろ?
大丈夫だって。
いつの世にも、漠然とした不安感はあるんよ。
例えば終戦直後のモノのない時代が、戦争が終わって明日に向かって必死だった状況が幸せだったとは思えない。
東京タワーに象徴される高度経済成長の幕開けの時代が、手ばなしに「貧しくても豊かな心」の時代だと思うのは、単なる「昔は良かった」回顧主義でしかない。
いつの時代も「光と影」あるんだって。
早い話が、なんとかなるよ~ケンチャナヨ~(今はまっているブロガーの真似)
大地震があろうが原発事故があろうが、けっこう人間ってしぶといよ。
>やったヤツは絶対に悪いんだけど、それを罰するだけじゃ解決にならないような気が私もするんよ。
これはおいらも常々思っている事で、ほんと個人の責任追及になってしまうんよね。
事実を積み上げて、どんな背景があって、どんな環境があってという発言は、「お前は犯罪者を弁護する気か!!」という大きな多数の声に、冷静な言葉は消されてしまうんよね。
罪を憎んで人を憎まず。行うは難し、だね。
>いつの世にも、漠然とした不安感はあるんよ。
あ~~、そうかもしれないね。。。
人間ってしぶといね、確かに。
対応性が身についていくだろうしね。
>「お前は犯罪者を弁護する気か!!」という大きな多数の声に、冷静な言葉は消されてしまうんよね。
うん。
悲しいことにそう。。。
多数派が正しくて、少数派は間違っているわけでもなく、少数派が正しいわけでもないけど、物事の本質を見ようとすることが、なおざりにされているように思える。
私のような小市民がどのこの言ったって、何ら変わりはないんだけどね。。。
でも、そんな積み重ねが今の世の中を作っていると思うと、黙っているだけじゃいけないな…とは思うんよね。
ホント、難しい。。。