Wワークの時間外保育所でのこと。
17時を過ぎると、
外は暗くて保育室の中でも肌寒い。
冷たい手足を私の身体にくっつけてくる子ら。
遅番の保育士が絵本を読み始めた。
『妖怪百科』
おどろおどろしい絵。
何人かの子が、しがみついてくる。
「…暗い明け方に出てきて、
人間の子どもを食べる」
なんちゅうセレクト(´⊙ω⊙`)
5歳児の☆ちゃんが、保育士に言った。
「センセ〜、△ちゃんが食べられるのイヤ、
怖いって泣いてる」
☆ちゃんは△ちゃんの頭を胸に抱いて、
頭をなでなでしている。
2人の担任でもある保育士の言葉に驚愕∑(゚Д゚)
「△ちゃん、なんで泣くの?
1番大きな●組さんのお姉ちゃんなのに。
そんなんおかしいわ、泣かんといて。」
は?(・・?)
☆ちゃんは困り顔。
△ちゃんは泣き止むどころか、
更に涙が止まらなくなった。
「なんで怖くて泣いたらあかんのですか?」
と言いかけて飲み込んだ。
☆ちゃんと目が合った。
「ありがとう」と言って、
△ちゃんに声をかけた。
「おいで」
動けない△ちゃん。
膝の上の3人の子を引きずりながら、
△ちゃんの隣に座った。
背中をさすり
「怖いもんは怖いな、泣きたいな。
ええねんで、怖いねんもんな。」
・・・・・
正職の保育士に、
何も言えなかった自分に腹立たしい。
△ちゃんは泣き止んだけど、
深く傷ついたことだろう。
☆ちゃんも大人に対して、
不信感を持ったかもしれない。
けど何も言えなかった私は、
保育士の言葉に加担したようなもの。
☆ちゃん△ちゃんをフォローしたつもりでも、
ただの自己満足に過ぎない。
かつて、疑問に思ったことを口にして、
コテンパンにやられたことを思い出した。
「先生」と呼ばれる職は、
必ずしも聖職ではない。
心ない言葉が、
子ども心を傷つけ自己肯定感を奪い取る。
コメントを頂いていたことに気付いていませんでした。
ごめんなさい。
なんだかね…残念なことに、子どもたちにとって理不尽なことは結構たくさんあるんよね。
そして子どもらは、処世術を身につけ、いろんな大人がいることを知る。
それがいいのか悪いのか分からない。
ただ、その繰り返しが、子どもらの思考や感情を作り上げていくことになる。
先日もこの本が読まれてたんよね。
泣いていた子は、耳を塞いでずっと下を向いていた。
見ない、聞かないことで、嫌な気持ちになるのを回避することを学んだんよね。
立場の違いから、何も言えなかった私自身への腹立たしさと歯痒さはあるけれど、ここは譲れない…という場面では、言ってしまうと思う。
子どもの前で、言い争うことは避けたいけどね。
子どもに寄り添える大人でありたい…と心がけています。
共感してくださって、ありがとう。(*^_^*)
そんな可愛い子どもたちにとんでもなく心が冷える言葉を投げかけるとは。。。
その保育士さんにも幼い頃があったろうにね、悲しいですね。
私は言い返せない性格なので飲み込んでは後で心乱れてモヤモヤする事が多いです。
だからHiromiさんの気持ち、少しわかります。
でも目の前でその保育士さんと口論になったら二人の幼い子たちがもっと傷つきますよね。
自分のせいだ、ごめんなさいって。
だから静かに寄り添い温かい言葉をかけてあげたHiromiさんのおかげで随分救われたろうなと思います。