風にまかせてふわふわり。。。

生きていると色んなことがある。

7月14日月曜日

2014年07月14日 17時38分31秒 | 独り言
今から39年前の7月14日月曜日、午前5時20分。。。
39年前は昭和50年。


この日、父が亡くなった。
あの日と同じ、今日は月曜日。。。




夜中…何時だったんだろ?

父が苦しそうに母に「いくこ、ごめんな」と母に繰り返し謝る声が聞こえた。
「どうしたん?寝られへんやん」と、当時12歳だった私は起き上がって両親に言った。
が、子どもの私にも父の様子が変なのは分かった。

苦しそう。。。
トイレに行っては、吐いている。
でも何も出てこない…。
熱は35度3分…って言ってたような記憶。。。

「アンタは明日学校があるから、もう寝なあかん」と言われて布団へ。


気になって眠れなかったけど、「ヒロミ!」と母の呼ぶ声で飛び起きたってことは、寝てたんだろう。


「細野の先生、呼んできて!」と母に言われるまま、近所のかかりつけ医を呼びに走った。
朝、5時前…だったか。。。
まだうすぼんやりとしていた。

泣きながら走った、パジャマのままで走った。。。



細野の先生のお家のインターホンを何度も鳴らした。
誰も出てこない。
泣きながら先生の玄関扉を何度も叩いた。
どれくらい叩いたり鳴らしたんだろう…。
漸く先生が出てきた。

「お父ちゃんが、お父ちゃんが…」
泣きながら、そればかり言った。


先生は何かを感じてくれたんだろう、支度をしに家の中へ入ってった。

待ってた時間の長かったこと。。。


「ヒロミ」


父の声が聞こえた。。。


え?
私は空を見上げた。
うす青い空と、薄くなった月が見えた。。。


涙が溢れて止まらなかった。
父は死んだのかもしれない…そう思った瞬間だった。。。





細野の先生を連れて走って帰ったけど、父はもう息をしていなかった。

午前5時20分。
父が亡くなった…と思われる時間。



39年前の出来事だけど、今なお鮮明に覚えてる。
着ていたパジャマの柄、空の色、空気。
はっきり聞こえた父の声。。。



昨日は祥月命日だったので、母とお参りに行ってきた。



母が未亡人になったのは37歳。
早いよね…苦労かけて育てていただきました。

父はもっと、生きていたかっただろうね。


色んな人生がある。


私には、あとどれくらいの時間が残されているんだろう…?



悔いなく過ごしたい。。。





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