今から39年前の7月14日月曜日、午前5時20分。。。
39年前は昭和50年。
この日、父が亡くなった。
あの日と同じ、今日は月曜日。。。
夜中…何時だったんだろ?
父が苦しそうに母に「いくこ、ごめんな」と母に繰り返し謝る声が聞こえた。
「どうしたん?寝られへんやん」と、当時12歳だった私は起き上がって両親に言った。
が、子どもの私にも父の様子が変なのは分かった。
苦しそう。。。
トイレに行っては、吐いている。
でも何も出てこない…。
熱は35度3分…って言ってたような記憶。。。
「アンタは明日学校があるから、もう寝なあかん」と言われて布団へ。
気になって眠れなかったけど、「ヒロミ!」と母の呼ぶ声で飛び起きたってことは、寝てたんだろう。
「細野の先生、呼んできて!」と母に言われるまま、近所のかかりつけ医を呼びに走った。
朝、5時前…だったか。。。
まだうすぼんやりとしていた。
泣きながら走った、パジャマのままで走った。。。
細野の先生のお家のインターホンを何度も鳴らした。
誰も出てこない。
泣きながら先生の玄関扉を何度も叩いた。
どれくらい叩いたり鳴らしたんだろう…。
漸く先生が出てきた。
「お父ちゃんが、お父ちゃんが…」
泣きながら、そればかり言った。
先生は何かを感じてくれたんだろう、支度をしに家の中へ入ってった。
待ってた時間の長かったこと。。。
「ヒロミ」
父の声が聞こえた。。。
え?
私は空を見上げた。
うす青い空と、薄くなった月が見えた。。。
涙が溢れて止まらなかった。
父は死んだのかもしれない…そう思った瞬間だった。。。
細野の先生を連れて走って帰ったけど、父はもう息をしていなかった。
午前5時20分。
父が亡くなった…と思われる時間。
39年前の出来事だけど、今なお鮮明に覚えてる。
着ていたパジャマの柄、空の色、空気。
はっきり聞こえた父の声。。。
昨日は祥月命日だったので、母とお参りに行ってきた。
母が未亡人になったのは37歳。
早いよね…苦労かけて育てていただきました。
父はもっと、生きていたかっただろうね。
色んな人生がある。
私には、あとどれくらいの時間が残されているんだろう…?
悔いなく過ごしたい。。。
39年前は昭和50年。
この日、父が亡くなった。
あの日と同じ、今日は月曜日。。。
夜中…何時だったんだろ?
父が苦しそうに母に「いくこ、ごめんな」と母に繰り返し謝る声が聞こえた。
「どうしたん?寝られへんやん」と、当時12歳だった私は起き上がって両親に言った。
が、子どもの私にも父の様子が変なのは分かった。
苦しそう。。。
トイレに行っては、吐いている。
でも何も出てこない…。
熱は35度3分…って言ってたような記憶。。。
「アンタは明日学校があるから、もう寝なあかん」と言われて布団へ。
気になって眠れなかったけど、「ヒロミ!」と母の呼ぶ声で飛び起きたってことは、寝てたんだろう。
「細野の先生、呼んできて!」と母に言われるまま、近所のかかりつけ医を呼びに走った。
朝、5時前…だったか。。。
まだうすぼんやりとしていた。
泣きながら走った、パジャマのままで走った。。。
細野の先生のお家のインターホンを何度も鳴らした。
誰も出てこない。
泣きながら先生の玄関扉を何度も叩いた。
どれくらい叩いたり鳴らしたんだろう…。
漸く先生が出てきた。
「お父ちゃんが、お父ちゃんが…」
泣きながら、そればかり言った。
先生は何かを感じてくれたんだろう、支度をしに家の中へ入ってった。
待ってた時間の長かったこと。。。
「ヒロミ」
父の声が聞こえた。。。
え?
私は空を見上げた。
うす青い空と、薄くなった月が見えた。。。
涙が溢れて止まらなかった。
父は死んだのかもしれない…そう思った瞬間だった。。。
細野の先生を連れて走って帰ったけど、父はもう息をしていなかった。
午前5時20分。
父が亡くなった…と思われる時間。
39年前の出来事だけど、今なお鮮明に覚えてる。
着ていたパジャマの柄、空の色、空気。
はっきり聞こえた父の声。。。
昨日は祥月命日だったので、母とお参りに行ってきた。
母が未亡人になったのは37歳。
早いよね…苦労かけて育てていただきました。
父はもっと、生きていたかっただろうね。
色んな人生がある。
私には、あとどれくらいの時間が残されているんだろう…?
悔いなく過ごしたい。。。