僕の宝物88 優しい旅♪

アレ何？

これ何？

どうしてどうして？

見るもの聞くもの何にでも興味を持ち始めたジン！

この間は
どうしてママのお腹が膨れてきたの？
な～んて聞かれてちょっと困った僕、恥。。

正直に愛の結晶♡です
なんて子供のお前に言う訳にも行かないし
まだ暫くはコウノトリで通用するかな？(笑)


今日は天気がいいから外で遊びたいと
朝から元気一杯のジン！

やっとひと段落した公務の合間に日向ぼっこを兼ねて
パパらしい事でもしようかと一緒に出掛ける事にした

チェギョンのお腹は益々大きくなってきたので、
屈んでジンの相手をするのは一苦労
こんな時はしっかり父親業を果たさないとね♪

ジンも最近は動きの遅いママに気を使っているのか
今までの様に抱っこして欲しいと言わないのが
ちょっと可哀想な気もする

ママが恋しい時は知らず知らずの間に
ママに作って貰ったぬいぐるみと
お気に入りのタオルを巻きつけて指を吸っている

そんな姿を見れば放っておけない。。涙
寂しいのは僕も同じ♂だから(笑)
寂しい者同士仲良くしよう♪


「ジン行くぞ☆」って言葉で遊んで貰えると思ったのか
姉さんがくれた三輪車に乗って颯爽と現れたジン

カッコよく「男同士の冒険に出発！」と
張り切る僕を余所眼に

お前は黙々と三輪車の籠の中にお気に入りのタオルを詰め込み
背中にぬいぐるみをおんぶしている(笑)

どうしてそんなオマケが付いて来るんだぁ？(笑)
まあいいか、旅は道連れだものな

小さな体で一生懸命にペダルを漕ぐジン
なかなか様になっているぞ！

貰った時には足の力が弱くて進まなかったのに
今はちょっと位の登り坂はへっちゃらだな

お前は運動神経がいいのかも？
当然、僕に似たのだろう、自慢

いや、待てよ？
案外ママに似たのかも！💦
チェギョンの逃げ足の早さは学校でも有名だったから！(笑)

一生懸命漕いでいる様だけど前を見て無い！
そこはチェギョンにそっくりだ！(笑)

余所見をしながら少し動いては止まり
興味を引くものを見つける度に
三輪車を降りて僕の手を引き指挿しながら

アレは何？って(笑)

そろそろ春の兆しが見え始めた庭園のそこここに
ジンの興味を引く物が沢山ある

ほんの3分程の距離を30分掛って
やっとブランコが見えてきた

今日の目的地、
明膳堂の横の小さな公園

お前が生まれると判ってから、
パパ達が子供の頃に使った遊具を
お前の為に用意した思い出の公園だ

あと少しの所で何度目かの一旦停止状態のジン

何か嫌な予感がする。。
お前がじっとする時は変な事が起きるんだよね、経験上。。。

やっぱり、、
川の中のオタマジャクシに目が釘付けになっている💦

やめてくれよ、
まさかそれを持って帰ろうって言うんじゃないよな？

生まれて初めて見るオタマジャクシに興味が有るのは判るけど
アレを持って帰ってパビリオンのお池で育てるとでも言うのか？

今はいいよ、静かだから、
でも奴等は大きくなるとカエルになって
ゲロゲロ不気味な声で鳴くんだぞ！

ぴょんぴょん飛び跳ねて何処にでも行くんだから、、、
見るだけにしておいた方がいいと思うよ！

また見たくなれば連れて来てあげるから
先に進もうよ～！汗

ほら行くよ！
声を掛けてもじっと座って見つめるジン

動かないジンを無理やり三輪車に座らせたけど
納得がいか無いのか、自分で漕ごうとしない

パパがひっぱってやるからと腰を屈めてハンドルを引くと
足で留めて抵抗している

もう反抗期なのか？お前は

自分で納得出来ない事にはとことん抵抗する。
頑固者と言われる所は僕に似たのかも。。汗

ここは父親のメンツを優先するよりも
子供の立場になって問題を解決しないといけないよな？

そうだよ、
パパはカエルが苦手なんだ
だから一緒に連れて帰るのは嫌なんだ！

僕の言いたい事が判ったのか
じゃあ三輪車をひっぱってよ！って顔で
僕の手をハンドルに添えている

こんな所はちゃっかりしてるんだよな、お前は　笑
ハイハイ、判りましたよ、坊ちゃま、

と、ひっぱり始めたけれど体をぐ～んと折り曲げるから
案外これがキツイ、、、疲

いくら若いと言ってもお前には敵わないよ、と座り込んでいると
ジンが三輪車を降りて僕に乗れと言う

僕が三輪車に跨ると背中を小さな手で押すジン
ホントに小さな手でね♪

こんなに小さくても思いやりの心が育っているのかと思うと
嬉しくて涙が出そうな僕の顔を
お気に入りのタオルで拭いてくれるジン！

お前の涎の匂いが沁み込んだタオルだけど凄く嬉しかったよ

何時までこんな風に僕の事を思ってくれるのかな？涙

父上とは話なんかしたくない！断

僕が父上にした様な事はしないで欲しいな
いつも助け合える暖かい家族で居られればいいな☆

止まった？
もう疲れたのか？
折角褒めていたのに♪♪

そろそろお昼寝の時間だものな

タオルを抱えて船を漕ぎ始めた息子を抱き上げて
三輪車を片手に温かい家に戻る事にした

男同士の冒険はお前の優しさを発見する旅になった☆