Shincheの屋根裏部屋

by宮大好きアジュマです。

僕と彼女♡ 6

2020-05-29 23:14:45 | 僕と彼女♡
年始の放送開始までに少しでも収録しておこうと
連日タイトなスケジュールで撮影は続けられた

大抵のミニシリーズのドラマは放送の1ヶ月位前から撮影が始って
放送と平行しながら週に2話分を撮るのだけれど、

宮は監督の長年の構想と思い入れがたっぷりのドラマなので
普通は長くても5ヶ月位で撮影と放送が終わるのだけれど、
宮は事前制作分も含めて7ヶ月が予定されている

出来るだけ丁寧なドラマを作りたいと言う監督の意向もあって
生ドラマになるのを防ぐ為に余裕を持たせようと
されている様なんだ

小さなトラブルは有ったものの順調に収録が進む中
ドラマ出演が決まった事でCMやインタビュー、
プレゼンターの仕事が入る様になった僕達は
撮影の合間を縫う様に時間を惜しんで動いていた

そんな時災いは忘れた頃にやってくるの諺通り
信じられない事が起こってしまった。。

もうすぐ撮影予定のフェンシングの練習をしていた時
足元が濡れている事に気付かず滑って扱けそうになって
咄嗟に左手を地面に付いた時、激痛が走った

でも捻挫かな位にしか思わず家に帰ったのだけれど
時間と共に痛みが酷くなり、腕が腫れてきたので
急いで病院にいくと骨が折れていた、、、泣

明日から連日僕の出演場面があるのに
こんな大切な時に骨折だなんて。。。

翌日ポスター撮りを終えて監督に事情を説明する間
本当に情けなくて泣きたい気分だった。

腕はギプスで固められ5日間は固定したまま
完治には1ヶ月を要するらしい。。

落ち込みの激しい僕を慰める様に、
監督自身の経験を話して下さって庇って下さったけれど、
23年生きて来た中で最悪な日になった

痛みが引くまでは演技に集中出来ないから静養する様に
言われたけれど
腕の痛みよりも情けなさと悔しさで胸が痛くなった

僕が撮影に出られない間に僕以外の出演者の場面の撮影が行われ、
彼女も実家での場面の撮影に入った

あの日から少しづつ心が近づいて来た僕達、
思い掛けない僕の怪我を自分の事の様に心配してくれる彼女

静養していた間には何度も電話やメールをくれて
僕の様子を聞いてくれたり、現場の様子を教えてくれたり

時間が無くてお見舞いにいけないけどなんて言われると
不謹慎だけど、ちょっと嬉しかったりして♪

痛みと腫れは直ぐには引かないし、ギプスは外せないけれど
何とか固定せずに少し腕を動かせる様になって
5日後にやっと僕の撮影が再開された

大学の校舎を借りて登下校場面や、彼女と一緒の下駄箱の場面
それに授業風景を撮ったんだ
まだ腕の痛みはあるけれどそんなことは言っていられない
出来る限りスムーズに収録出来る様に痛みを忘れて頑張った

クリスマスが近づくと
随分痛みも取れてきたけれどまだ腕に力を入れる事は出来ない
だから結婚式の初夜の場面を撮る時も彼女の体を支えられなくて
つい、頬を掴む手に力が入って痛い思いをさせてしまった。。反省

世情と離れて連日連夜撮影に追われる僕らの為に
スタッフが小さなクリスマスパーティを開いてくれた
短いこういうひと時が英気を与えてくれる☆

僕の隣は彼女の指定席♪

チェジュ島での撮影の頃から僕の隣は彼女の指定席になった
あの頃は僕の気持ちを打ち明けて居ない頃だったけれど、
皆が集まる時は自然に僕の隣に彼女が座る様になっていた

偶然なのか、夫婦役だから回りが気を使ってくれたのかは判らないけれど、
今は偶然じゃない、必然なんだ♡

スタッフ達もなんとなく僕達の雰囲気に気が付いている様で
僕達が話している時はなるべく知らない振りをしてくれたり
傍を離れたりしてくれる♪

きっと馬に蹴られたくないのだろう!!(笑)

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