和風イラスト【たまつづり】

イラストレーター諏訪間千晃のblogです

「雪霞」メイキング

2007年01月21日 03時01分44秒 | 制作過程
今日は「雪霞」の制作過程をご紹介します。




■きつねの下絵


まずは下絵、こんな感じです。





■illustratorでトレース1


ブラシ形状を自作し、輪郭になる線をトレースします。



■illustratorでトレース2


内側の毛の流れも、登録したブラシで描いていきます。何本かまとめて束にしたブラシや、太いもの、細いものなど色々用意しています。





■Photoshopで色をつける


取り込んだ下絵をベースにして、色をつけています。




■illustratorからパスをコピー


目と鼻の部分は、illustratorからパスをPhotoshopにコピーします。目と鼻は、このパスを元に、選択範囲をつくって色をつけていきます。





■illustratorから毛のパスをコピー


毛のほうのパスは、今回はイメージとして読み込みました。その後、色を白っぽく変えたり、レイヤーをいくつか重ねたりして毛の流れをつくっています。


■すすきのトレース


■すすきのトレース2


実は今回一番時間がかかっていたのはこのすすきのところです。^^;最初描いたものが納得いかず、下絵からまた描き直したり、トレースしなおしたり、、、で、結局最後はこうなりました。同じ太さで単純にトレースすると、いかにもillustrator作品といった感じになってしまうので、やはりブラシ形状を使っています。さらに、筆やインクで描くのと同じようなところでブラシを切って、それっぽくしています。塗り用のパスはそのアウトラインを接合して別途つくります。(この作業にかなり時間がかかる!^^;)そんなススキを全部違う形でバラバラに描き、Photoshopにコピーして組み合わせています。



ちなみに、私はどの作業にも一切ペンタブレットというものを使いません。多分使ったほうが効率が良い場所もありそうですが、フリーハンドでブラシで描くような場合も何故かマウス、、、^^;何度もペンタブは使ってみようと試みているのですが、結局コツがつかめずうわーーー!となってしまってしまう、、、という事を繰り返しています。なんだろう、、、あのペン先にあたるツルツル堅い感じが嫌だったり、メニューを選んだりツールを切り替える時にペンだとうまく出来なかったり、かといってマウスに持ち替えるのも面倒だったり、、、。最近ではマウスでブラシ描画も苦にならなくなってきたので、不器用なのか器用なのかイマイチわからない人間です。

うーーーん。あのモニターがタブレットになってるやつならいいかもしれない。でも、これはけっこうお高いのです。もしも買ってみてやっぱりツカワネー!という事になったらもったいないので、手が出せないでいます。誰か急にいらないからあげるとか言ってくれないかな。(ぉ)




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