和風イラスト【たまつづり】

イラストレーター諏訪間千晃のblogです

またメイデン話

2006年11月01日 12時53分51秒 | 日記・その他
ア・マター・ライフ・アンド・デス~戦記



IRON MAIDEN武道館公演から1週間経って、行く前はどうも頭になかなか入ってこなかった新譜のA MATTER OF ~が妙に良くなってきました。今まで薄紙一枚の向こう側にある感じだったのが、ライブ後その紙が破られた感じ。


お世辞でも贔屓でもなく、です。2ちゃんで誰かが書いていました。今回のアルバムの楽曲は従来の曲よりも「情報量が多い。」なるほど~ほんとにそうです。情報量が多くて詰まっているから、最初聴いた時はあんまり理解出来ないのです。どんな曲でもそういう面はあると思いますが、今回はメンバーもそれがわかっているから、精魂こめてつくったギッシリな曲をみんなに理解してもらうためにライブで全曲やったのかな?本当に、ライブで聴くと理解度が違う感じです。

誰もが口ずさんだり、頻繁にオンエアされたり、バカ売れする曲というのは、もっと「わかりやすい」曲なのだと思いました。
一度聴いただけで耳に残るようなものです。だからこのアルバムはバカ売れすることはないと思いますが、年月が経つにつれ評価されていくような種類のものじゃないかと思いました。

私が最初にメイデンを好きになったきっかけの曲というのは多分「わかりやすい」種類の曲でした。(Wasted Years)これは全米のチャートでもかなりいいところまで行ったと思います。ところがこれは今ではもうあまり良いと思えないというか、普通すぎてちょっと飽きちゃったって感じです。必ずしも、売れた曲が良い曲とは限らないのだなと思いました。でも、この曲がなかったらメイデンの良さにも気付かずにいたかもしれないわけで、やっぱりたまにはそういう曲も必要なんですね。(^^;)

ある程度売りたいなら、まずはこういう「わかりやすい」曲をアルバムに織り交ぜる必要がきっとあるのだと思います。今回のアルバムは、知名度が高く黙っていてもある程度はまず売れる、メイデンだからこそ出来た構成なのかもしれないですね。



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