昨夜、テレビで広重の「深川万年橋」の浮世絵の解説をしていました。(美の巨人たち、テレビ東京〕
万年橋、川の対岸に富士山が見えていて、画の手前右に亀が紐で結ばれぶら下がっているという、
私の一番好きな浮世絵です。
亀は橋ではなく手桶の手に紐で結ばれていて、深川の放生会で放されるために売られている亀だそうで、、、
これを描いた1年後に広重は亡くなったのだそうです。
紐で吊るされているなんて可哀想なのですが、
亀の表情が穏やかで優しくて、
これから放されて自由になるからなのでしょうかね。
とても可愛らしくて好きな画です。
さて、さて、
2ヶ月ほど食べてくれなかったこぶさん、
昨夜とうとう食べました、パクパクと。
季節の変わり目に毎度2ヶ月前後食べなくなり、
ある日突然何事もなかったかのように食べはじめる。
それがパターンだとわかっていてもやはり不安なもので、
去年は病院に入院して強制給餌をしていただきました。
一週間後、家に帰ってきたら何事もなかったかのように食べはじめるという天邪鬼。
ただその時から私の手から、ふやかしたレプしか食べなくなりました。
今回の拒食後も元気でしたし、体重の減りもそれほどでもなく、
いつか食べ始めるだろうとは思っていても、
やはり心配で、そろそろ病院=入院か?と思っていました。
こぶにレプ以外の餌をあげると、口に入れた瞬間にペッと吐き出してしまいます。それを見て、味ではなく食感が嫌なのかな、と思ったことがありました。
また、姉さん達が喜ぶ魚や肉、カメのおやつも、こぶは見向きもしません。姉さん達は口に入れる前から匂いで美味しいモノとわかって暴れ、我先に口に入れますが、こぶは鼻がないのでわからないのだろうな、と。
それでもやはり亀、味がすれば配合餌より喜ぶはず。
こぶは口に入れても味を感じる前に食感が嫌だと出してしまい、結局レプしか食べないのではないか、と。
そこで、口にいれてすぐ旨味を感じる、味の濃そうな、なめらかな口当たりの、亀の好きなもの、、、と言う事で、レバーを茹で、擂り鉢でペーストにし、こぶにあげてみました。
最初は嫌がって、速攻、口から吐き出していましたが、何回か繰り返すと、口の中でレバーが溶け、広がり、ようやく味を感じたのでしょう。
「あれ?」という顔をして、口をパクパクさせ、自分でレバーを飲み込みました。
そこからは早かった!
私の指をパクパク齧り、ご飯をねだってくれましたT^T
こうなれば、大丈夫。
途中レプも混ぜましたが、全く問題なく食べ続け、急に沢山食べても、と心配になった飼い主が止めるまでパクパク食べてくれました。
気温も上がり、そろそろ食べる時期だったのかもしれませんし、
ただのきまぐれかもしれませんが、
兎に角良かった、良かった。
長々書きました。当たっているかわかりませんが、覚え書きとして。
アドバイス下さった、HN朱鷺さん、どうもありがとうございました。
やはり同じ亀飼育者さんの言葉は色々なヒント、アイディア、優しさ、勇気をいただけます。
ワガママ、不思議亀 こぶからも、お礼申し上げます。
このヒト、全然わかってくれないの。
皆さん、私の代わりに色々アドバイスしてあげてね。
至らない飼い主で、ごめんなさい^_^;
昨日見た虹