釧路を旅する七月二十八日のことなり
岩保木水門への道の辺に数多咲く白き花あるに
ちかづきて腰をかがめて見れば
花弁の十枚のいと長きが
二枚づつぴたりと寄りて五角形をつくりたる
その真白き色とあひまちて
すがすがしこと
この上なし
花の名を知らぬ予にあれば
旅より帰りて調べれば
「ノミノフスマ」といふ
出羽めざす芭蕉旅寝の尿前の関にも咲きてゐたるやこの花 丹人
*画像:ノミノフスマ 2008. 7.28 14:50 岩保木水門(道東の旅第八話参照)にて
↑ ↑ ↑
芸術人文10位なり 50代10位茨城2位なり 短歌1位なり
引き続きご支援のほど宜敷御願申上候 頓首 再拝