八朔
八月一日は我が母の命日なり 平成十三年網膜下出血により突然にして逝けり 七十三歳なりき...
別に滄海の深さ有り
鎌倉五山第一建長寺第二百三十六世菅原曇華の筆なる扇面を得 誰か清流の浅きを知る ...
登龍花
七月初旬 庵二階手摺より五米の藁縄八本吊し朝顔を這はす 蔓伸び上がり葉茂るに花芽なかな...
盆綱
盆に入る日也 祖先の霊を迎へる儀様々あるに 小美玉小川ではをのこの引く盆綱に乗りて霊が...
絹の如くかがやけり
朝顔は秋の季語なり されど今年は立秋を過ぎしに咲く花数さほど増えず花色も今一つ冴えず ...
一簡拝呈仕候
最近は書家と雖も書簡一つ書けぬ輩多し 元来書の手本は書簡なりき われ思う書簡こそ作品な...
山紫水明
八月十九日 名峰磐梯山を訪ねり 小美玉小川の齢十の子百九十人余とともに磐梯青少年交流の...
無財の七施
悟りに到る六道これ六波羅蜜也 それ 布施 持戒 忍辱 精進 禅定 智慧 也 布施に三...
般若心経
智慧の完成を目指して修行するものを菩薩といふ 智慧の完成を成就したものこれ仏也 梵語で...
謙信公家訓
一昨年八月末に米沢を訪ぬ 上杉神社にて謙信公家訓碑を拝読す それ十六箇条あり 予一つと...