黒釉彩一輪差
土に近き彩なれば一輪の花の茎より根を出だすやも 丹人 つちにちかき いろどりなれば い...
志野湯呑
耀よへる志野の湯呑の白釉にほのかに浮かぶ赤みなりけり 丹人 かがよへる しののゆのみの...
山法師
古稀迎ふ師に贈る陶 山法師の苞の白こそすがしかりけれ 次の画に 魔臼乗せれば 句の出でて 栗駆すごとに回転し 湯呑の紋の 歌となりゆく < 風光よ共に流転し相賞し相...
油滴天目盃
吾に支へいただく方の旅立ちに油滴天目盃を贈らん 丹人 勧酒 于武陵 勧君...
雲花-巨大花瓶
古への細き坂道上り行けば白壁ゆかし「製陶ふくだ」 丹人 信楽の法とり入れて二百...
職人の意気-笠間焼-
鶴舞へる花器は笠間の天を突き陶職人の意気示したり きのふのことなり 笠間焼職人の福田実...
開運干支
この年を見つめ守りしこの犬をいだきて年を越さんとぞおもふ 一打願上奉 日記武路愚ラ...
魅
浅黄なる色に魅せられ近づけばまろき形に心溶け行く 丹人 けふ那珂市にての業務を終ひた...
陶
火炎が中に生まれ出でたる陶なりて眼を温く潤しにけり 丹人 かつて常陸國府のあ...
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