弥生 もののふ言葉
もののふの言葉流行(はや)れり潔き心も共に流行らんとこそ 丹人 昨今は 巷に武士言葉の...
雛飾り 右大臣
闕腋袍(けつてきのほう)に平胡録(ひらやなぐひ)の矢を持ちて武官は雛を護れる 丹人 ...
桃源 不老池
ただ見れば何の苦もなき水鳥の足にひまなきわが思ひかな 徳川光圀 水戸藩の第二代藩主なる...
梅里先生-西山荘
紅梅のかほりに酔へる葉みどりの色さはやかに西山の道 丹人 眠りより覚むや西山梅...
啓蟄 天道虫
春の野にぺんぺん草の奏でたる音に目覚めて天道登場 丹人 枯葉なす椅子にコロリと...
山茱萸
NTTドコモの塔の紅白に黄の色を添ふサンシュユの花 丹人 山茱萸の皆さん 算数...
勇壮-踊子草
踊子の鎧兜に身を固め戦国絵巻となりにけるかも 丹人 おもひ秘め踊子そふと歩む丘 ...
雲花-巨大花瓶
古への細き坂道上り行けば白壁ゆかし「製陶ふくだ」 丹人 信楽の法とり入れて二百...
源氏物語 4
夕顔 夕 心あてにそれかとぞ見る白露のひかりそへたる夕顔の花 源 寄りてこそそれか...
青の恵み
オオイヌノフグリちひさき花なれど春大空の色を映しつ 丹人 春の野にさやき光をふ...