綿毛
蒲公英の綿毛二つの寄り添ひて飛び立つまでの時をいとしむ 丹人 次の画に 魔臼乗せれば ...
落日朧
ほんのりと家路を照らす西の日の色やさしくて歩み停めぬ 丹人 次の画に 魔臼乗せれば 句...
鯉幟
加護あれと玉に籠もれる親心一杯に吸ひ鯉上りゆく 丹人 皐月雲払ひて泳ぐ鯉幟 奮太 ...
常澄の色
みどりの日迎へんとする常澄のどこまで淡き夕暮れの色 丹人 水張れる田を均(なら)し...
鷲子山
鷲子(とりのこ)の緑の波に洗はれて安養閣のすがしかりけり 丹人 次の画に 魔臼乗せれば ...
立夏曇天歩崎
高浜の入を右手に見遣りつつ大橋越へて行く歩崎 丹人 霞ヶ浦は 北に伸びたる「高浜の入」 ...
小山寺の塔
ほくほくと緑ふくらむ小山寺の塔見むと我が心ふくらむ 丹人 画像に魔臼乗せれば・・・ ...
草取り
この庭に咲く野の花の伸びゆけば詫びつつ取れる我にあるかな 丹人 取りゆくは 野芥子...
ベニカミキリ
わが屋戸の扉の上にあかあかとベニカミキリのはにかみてをり 丹人 画像に魔臼乗せれば・...
ラズベリー
春過ぎて夏来たるらし白妙の衣なびかせ木苺の花 丹人 画像に魔臼乗せれば・・・ < 手...