校庭
晩秋の小学校の校庭に心広げて遊ぶ子等見ゆ 丹人 ばんしうの しやうがつこうの こうてい...
虹-国文祭
ひたちゆくわが茨城に幕開く二十三回国民文化祭 丹人 ひたちゆく わがいばらきに まくひ...
男体山
奥久慈の男体山の頂に立ちて深まりゆく秋を見る 丹人 おくくじの なんたいさんの いただ...
鮎焼
鮎の身を踊らせ串を挿し鰭に塩化粧して炭火もて焼く 丹人 あゆのみを おどらせくしを さ...
続 男体山
名にし負ふ男の山なれば岩肌の切り立つさまも雄々しかりけり 丹人 なにしおふ をのやまな...
雀の帷子
立冬の庭に雀の帷子の木漏れる光に白く囁く 丹人 りつとうの にわにすずめの かたびらの...
烏瓜
緑色の褪めて写すや空色のネットフェンスに烏瓜の実 丹人 みどりいろの さめてうつすや ...
セージ
五月より咲きつづけたるこの庭のセージ霜降るまで咲くといふ 丹人 ごがつより さきつづけ...
紅葉楓
国見山ゆ川運びくる寒風に岸辺の木々の染まりゆくかな 丹人 くにみやまゆ かわはこびくる...
二季咲桜
偕楽園好文亭を尋ねれば小春日和の二季咲桜 丹人 かいらくえん こうぶんていを たずねれ...