「新玉の井」界隈では有名な「焼肉店」を通り過ぎ辻に出た。更に東へ少し進むと人を威圧するかのような館が現れた。思わず「これだよ!」という言葉が出た。私の近くで作業していた建築業者は明らかに苦笑していた。 先の「ホワイトハウス」と同様に代表的な遊里の建物だ。変色した壁の色から昭和20年代に建てられたものと思われる。赤線廃止から半世紀が経過した現在でも異彩を放ち続けている。