馬溜跡を通り過ぎて石段を上る。二ノ門から興雲閣を目指す。明治36(1903)年に造られた建物は現在「松江郷土館」になっている。戦前の庶民の暮らしに関する展示がたくさんあり、これを無料で公開していることに驚いた。 今の子どもは蚊帳・火鉢・飯櫃を知らないが、現物を見て「あぁ、そうなんだ…」とある程度は理解しているようだ。竹槍・防空頭巾・赤紙といった資料から我が国の暗黒時代をふりかえることができる。