おととし 山陰地方(特に元伊勢籠神社)を旅行するのにあたって購入し、その旅行中に聞いていた作品。
QEDシリーズ第6作(Audible版としては2/8巻)
秋の紅葉を見に東福寺へ行った際に、石庭が蓬莱などの神山を模しているという説明があって、そういえばそんな話が竹取物語中で語られていたなとおもい、その解説を聞きたくて再度このQEDを聞いてみた。
東京八王子郊外で起こった連続殺人事件。
これの謎を解くためタタル探偵がおせっかいにうんちくを言い続ける。
QEDとは数学で「証明完了」を意味するが
今回の場合つまびらかにされた謎は
・その殺人事件の犯人のほか
・かぐや姫の正体
・竹取物語の作者とはだれか
・竹が暗示するもの
・七夕まつりの起源
・織女の運命
・たたら製鉄にまつわる権力闘争の歴史
等だ。
小野篁をはじめとする小野一族(現在の大津市小野地域の貴族)のいきさつなんかも語られていて 自分の行動域の話だからなんとなく興味深く聞いていた。
丹や朱とか、漢字でないとわからない・・ いや漢字でもなかなかわからない話があるのでオーディオ文庫では一回聞いただけでは理解できないけど、このシリーズ、僕は結構好きなんです。