これはすごかった。。
再生時間42時間以上!
毎日の通勤の行き帰りで聞いてたが、全部聞くのに2か月ちょっとかかった。。
高校で学ぶ日本史カリキュラムではあって、大学入試のための日本史の教科書ではあるが、これを聞いたからといって大学受験に役立つ、というのはちょっと言いすぎ。
社会人になってから日本史を学びなおす、という人向けの本で、この本以外からも情報を得てデータソース批判をできる人向け、なのであろう。
高校の日本史の授業ではすっ飛ばされた解説や、
日本でこういうことが起こっている一方その頃世界では・・という視座があったり、
歴史的出来事Aが、まわりまわって出来事B、Cの遠因になった歴上のつながりの解説が充実していたりと、かなり勉強なる。
明治憲法から大正デモクラシーを経て民主化してたはずが なぜ一転して軍国主義化していったのか、軍部の暴走といってしまうとおおざっぱすぎて、実は民主主義的に、政党間の足の引っ張り合いのネタに天皇主権や統帥権が引っ張り出された、という感じ。
国粋思想やそういう主張を広げるムーブメントが押し勝ったわけでもなく、その外にいた人がつぶし合った感じがするなぁ。
政党間で足の引っ張り合い、揚げ足取りを繰り返した結果 軍部に権力が集中してしまった、みたいな。
政党間の足の引っ張り合い、ほんとやめてほしい。