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日中は台風の影響で雨が強かった。
雨が止んだ隙に少し外に出たとき、ツクツクボウシが鳴いていました。わずか数日のセミのいのち。
このゆっくり台風にかぶってしまうとは気の毒で、本当つくづく余計なお世話なのだが、ため息が出た。
セミからみれば雨の国ニッポンであり、ほかの地球は知らないだけなのかもに。
ちなみに今はそんなに雨が降っていない様子。窓ガラスを通過して秋の虫の声が聞こえる。
昔、台風が来ると、頭頂部をドリルで掘られる感覚があった。
頭の上からネジのようにエネルギーがグルグル出入りして、眠気が襲ってくる。
当時は新宿歌舞伎町にあったグリーンプラザ新宿の地下で占いをしていた。
平日夜のみ営業の「未来」。10年以上前までの話。
今だったらそういう考え方をしないかもしれないけれど、お店を予定通り開けたいという気持ちが強くて
震災後も、台風のときもできるだけ開けていた。
お店に座っているときがちょうど台風の時間で、クラクラしながら椅子に座っていたのを覚えている。
お客様がいるときは大丈夫なのだけど、1人になると眠気が襲ってくるのだ。
とはいえ、今はそのドリルで掘られる感覚はまったくない。
あの頃は、わたしなりに踊りに気持ちが行っていたからだとおもっている。
だからないことを淋しく感じていて、となると、あのクラクラしていたのはいい思い出。
自宅にいたらこんなに強烈には覚えていないとおもうので。
この話をだいぶ前に スピリチュアル界隈の人にしたことがある。
そうしたら、それは浄化されるものがなくなったからで、そういう状態のときは病んでいたんだよ、よいことなんだよと言われた。
そうなのかなあ。わたしの個人的な感覚としては、これもありだとおもっていたし、
オフにできなかったのは未熟ゆえかもだけど、そんなにわるい感覚だとはおもっていなかった。
だから、そうじゃないとおもうんだけどな、と本当は言いたかったのだけど、
ほかの見方は許容してもらえそうもない気がして、言わなかった。
あまりよい気持ちはしなかった。そういうのって心に残るし、実際今でも覚えていてここに書いておる。
図星だからだというのはまたちょっと違っていて、 本当かどうかは不明だけど、
率直なところ、断定するのは罪深いことだとおもう、特に目に見えない話については。
もっとも、それもわたしの価値観だと言われればそれまでです。でも似た価値観の人と縁をつくりたいな。
と、なんだかここに書かせてもらってちょっと気持ちが浄化された気がいたします。
どうもありがとうございます。
新宿占い館「未来」では、脅さない、否定しない、断定しない、をルールにしていた。
その気持ちは、今のわたしも変わらない。やらかしているときもあるでしょうし、常に自分に言い聞かせる。
「脅さない」「否定しない」「断定しない」を看板に書くのはマーケティング的にどうなのかなと今ならおもうけど
(実際最後のほうはその文句をはずしていた)
やりたいようにやらせていただいたなとおもう。
そしてだからこそわたしは占いがさらに好きになった。
そんなことを思い出す。
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どうもありがとうございました。
今日もあなたにとってよい日でありますように。
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