つぶつぶタンタン 臼村さおりの物語

身体の健康と無意識のパワーへ 癒しの旅~Have a Beautiful Day.~

太陽ありがとう、もう1匹の猫も淋しがっている

2020-03-30 22:10:17 | 太陽

つぶつぶタンタンに愛猫太陽のことを綴るのを楽しみにしています。覚えていることを綴っておきたい。あたしの物語という言葉に甘え、勝手なこと書きます。
どうぞこの場を使わせてください。どうもありがとうございます。


昨日、自分の食欲が戻っていることに気づいた。それはそれで切ない。切ないけどよかったというべきなのでしょう、でも淋しいよ。

自分がちょっと冷静になってみると、あらためてもう1匹のオス猫が元気をなくしているのに気づきました。今までいつもほかの猫と一緒に暮らしていて、ひとりになったことがない猫です。やっぱり、猫は猫同士でしょう。

特にその猫は、他の猫と比べるとそんなに機転が利きません。思い込みが激しいというか、独特の価値観というか、誤解を恐れずに書くのであれば、人間でいえば自閉症に分類にされるかもしれません。

かつては狭い箱の中に体を押し込めるのが趣味でした。また子猫のときにほかの猫に木に上に追い詰められたからか、外にほぼ出られない猫でした。特に日中はダメで、ひょっとしたら目に障害があってまぶしいのかもしれないとおもっていました。食域が狭く、ドライフードしか食べませんでした。ほかにもいろいろあるのでしょうが、いまおもいつくのはこれくらい。

それが太陽が来てからガラッと変わりました。オス同士でライバル意識もあったのでしょうね。もともと2016年9月に他界した由芽(メス)と一緒に暮らしていたのですが、由芽は歴代ナンバーワンの賢さだったこともあり、レベルが違い過ぎで参考にならなかったのもあるでしょう。

まず外に出れるようになりました。ひとりで外に出かけていくようになりました。太陽に捨て身でけんかを吹っかけてそのときに勝利したこともあり、自信がついたようです。そのときは追い出そうとしていて怖すぎたので、喧嘩中のところ、太陽を守るためにその猫に水をかけました。ごめんなさい。

それから太陽はずっとその猫を立ててくれたので、よい刺激をもらいつつ、いろいろと学習していきました。
ライバル心があるからずっと太陽のことを観察していて、「あいつができることは自分もできるはず」とおもうようで、真似をしてできることが広がり、なんというか普通の猫みたいになりました。ドライフード以外も食べるようになりました。

性格のよい、甘えんぼうキャラだったのが、ときにはヒール(悪役)になっていることさえありました。

だから一気に覇気がなくなった感じです。

あたしが太陽と散歩をしていたこともあり、どうしても太陽にかまっていることが多かったです。それで太陽がいなくなり自分がナンバーワンになったことだけはうれしそうですが、そうはいっても失ったものが大きい。

ひょっとしたら、太陽がいなくなって一番淋しいのはその猫かもしれません。いや、あたしもだし、一番とかそういう問題ではないですね。


野良猫時代に身に着けた処世術でしょう。太陽は他の猫に対して、一歩控えている猫でした。決して自分が先にご飯を食べようとはしません。ほしくないふりをすることを始め、何かにつけて遠慮します。その遠慮ぶりは不憫になるくらいでした。

病気になってから、その遠慮が少しずつ減って、だんだんと家族になれた気がします。特に7月の怒涛の入院から回復した後の生活は楽しかったなあ。奇跡だとおもっていたから、毎日に感謝していたのも大きいとおもう。ほんとうにうれしかった。最後に過信した。

でも楽しかったなあ。

途中からは、太陽もオス猫の態度は虚勢で本当は自分のほうが強いのかもと気づいていた節があるけれど、それでも立て続けてくれて偉かった。

もう1匹は必死なので、あまりのことにイラっとするのでしょう。太陽がつい手を出したりすると、ものすごい鳴き声で怒りだして大変でした。でも太陽のほうが弱いということにしておいてくれて、どうもありがとう。


太陽はいつも余りものをもらうという、おこぼれにあずかっていた猫なので、自分のためにというのはうれしかったようです。
今冬、わがやに猫こたつを初めて導入しました。まずは1台。2階にひとりでいる太陽のために買いました。とても気に入ったようでした。

もう1匹の猫のために1台買いました。仕事部屋に置いておきました。するとどうも太陽もそこに入りたいみたい。もう1匹の猫用ということにしていたのですが、隙をみて入っている。

というわけでもう1台買って、仕事部屋に2台並べておくようにしました。そうしたら、太陽もその部屋にばかりいるようになって、孤独を好むとおもっていたので意外でした。暑くなると、こたつからでてこたつの上に乗ったり、こたつが載っているベッドの空いている場所に行って伸びたり、はたまた机の足元に寒さ除けで置いていたスタイロフォームの上に伸びたりしていた。

スタイロフォームで爪を研ぐものだから、スタイロフォームがボロボロになって吸い込んだら猫の健康にも悪いだろうから、ごみ袋でくるんで、その上に足ふきマットを2枚載せることにした。

太陽、ありがとう。大好きだよ。

臼村さおり twitter @saori_u
思考していることを投稿しています。

エネルギーサロン・タンタン
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