今日は急に寒くなった。みなさまどうぞあたたかくお過ごしください。
藤沢周さんの小説「武曲」(文藝春秋)を読んだ。
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武曲 (文春文庫) |
藤沢 周 | |
文藝春秋 |
芥川賞作家・藤沢周さんの小説ということで、かなり期待して読み始めた。だけど小説としては素晴らしいのかもしれないけれど、残念ながらあたしは共感できず、結局のところ流し読みをしてしまった。
剣道にまつわる物語。
記憶に残っていないだけかもしれないけれど、覚えている限り、女性の登場人物がほとんど出てこないのよね。
女性蔑視とか、男の世界の出来事とかそういう臭いも感じないのだけど、なんというか当たり前のように女性が出てこない。父子関係、疑似父子関係、男の友情など、とにかく男性の世界。
よきにつけあしきにつけ、あたしは自分のことをあまり性別で考えないタイプだとおもっているのだけど、でもやっぱり女性キャラクターがいないと共感しにくいのかもしれない。
この「武曲(むこく)」は映画化もされているとのこと。キャストの欄をみると、3番目に前田敦子さんの名前が・・・・。
え? もしや女性出てきていた? と気になり調べてみたところ、どうやら前田敦子さんの役柄は映画用につくられたもので、小説には登場していないみたい。
うん、よかった。そのほうが、自分のことを女性代表のように語ってしまって申し訳ないけど、女性がみても面白い映画になるとおもう。
「武曲」の小説版は男性にお勧めの小説。女性は限られた読書時間のなかで読む本を選ぶなら、ひょっとしたらほかの本のほうがよいかも。
自分があまりにあわなかったので、ほかの方の感想を聞いてみたい本のひとつ。本はいっぱいあるね。だからいんだろうね。
ではまた
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