風来坊の忘備録

晴歩・雨読 日々の雑感 不定期便

読書三昧のひび

2022-01-29 17:19:02 | 日記

 眼科の検診を受ける 半年に一度 眼底検査を受けるのが糖尿病患者のつとめ

幸い、異常はなし 視力はむしろ向上しているようだ

本ばっかり読んでと 非難されたが 少なくとも目に異常はなかったようだ

「脚」と「目」 私にとって命だが 脚に不安がある今、健全な目はありがたい

 

 コロナ下で読み漁った本を処分する 図書館から借りだしたり既に処分した本を

加えれば この数倍もなる 暗くなりがちなコロナ下を無事すごせたこれらに感謝だ
      

新しく本を買いに出かける 以前は何の苦も無く行けた本屋が脚に不安があるので

途中2度の休憩をはさんで。。。。

 

ともかく分厚い本にしようと 本当の読書家には叱られそうな不純な基準で選ぶ

     

・東野圭吾『白夜行』好みとはかけ離れているが 分厚さは充分 800頁も 読破

・夢枕獏『沙門空海・・・』作者自身が「何という傑作を書いてしまったんだろう」と

 自賛するほどだから おもしろいに違いない 未読

・冲方丁「光圀伝」初めての作者 果たしてなにが語られるか楽しみ 未読

・澤田ふじ子「花僧 池坊専応の生涯」この作者の短編に惹かれたが長編は? 未読

 

 これで 当面読書三昧の日が送れそうだが 本ばっかりの非難と 脚のリハビリと

どう 折り合いをつけるか支離滅裂な我が乱読傾向本を見つめながら 楽しい選択を

しているところである

 

 

 

 


MRIけんさ

2022-01-27 13:47:45 | 日記

 原因不明の膝から下の劣化 無理を承知で歩き続けると路上で転倒。。。

老人病、糖尿病の為と半ばあきらめ静観していたが 一度、医師の診断をと

忠告してくれる友もいて 何かとんでもない原因が見つかるかもしれないからと

 

 そんなことから近くの総合病院へ 内科と整形外科の医師の診断を仰ぐ事に

一日かかった診察後、 双方からMRI検査にて原因追及が必要との指示を受ける

脊髄(整形外科)と脳(内科)と 日をおいて 2か所のMRI検査

昨日、そのうちの脳のMRI検査を受ける

脳の断層写真を撮るようで トンネルのようなうな空間に導かれる 嫌な気分だ

 

 ガヤガヤと聞き苦しい雑音の中で30分程 頭と手足を固定されての思いは

最悪の事ばかり「あなたの脳は異常です」とか「脳に欠陥がある」と言われたら

どうしたらいいんんだ なまじ、検査なんて受けなきゃよかったとも 思う

 

結果は 来月早々に分かる

 

 このさき 整形外科から指示の脊髄管のMRI検査を経て 一連の検査が終わる

恐らくなんの結果も出はしないだろう 老化現象ですとか 歩きすぎです とか

基本的に私は 医師とか医学を新酔いしていないのだ だから

そんな結論が浮かぶ・・ 好きな石仏巡りも神社仏閣歩きもあきらめる事になるのか

 

別の楽しみがない訳ではない そちらに精を出そうかと、少し寂しく思うのだ

 

 

 

 

 


さいごうさん

2022-01-20 20:40:39 | 日記

西郷隆盛 無血開城し 江戸の町を戦火から救った功労者として祀られているようだ

が…最近ではそれに異論を唱える書物も いくつか出回っている

 

 西郷隆盛は 正義感の強い男であると見られている しかしその正義感とは

ごく普通の良心程度の物であったということだ(鈴木壮一「明治維新の正体」より)

西郷は無血開城した江戸城から接収した大量の鉄砲類や幕府軍官を使用し

東北諸藩を討滅し その戦利品を官軍・西軍に食禄として与えた(同署)

その官軍が東北軍を完膚なきまでに叩きのめした 

世間ではこうした暴力を「いじめ」と言っているのだが

 

それが 今では英雄・偉人として祀られる 

歴史とは『勝者』によって作られるから それが事実であるか否かは判然としない 

国民に不評だった明治政府はヒーローが欲しかった 西郷をそれに仕立ててでも

 

 皇居を向いて すっくと立った西郷さんの銅像を観ながら そんな事を考えた

      

 


そのうちに

2022-01-18 18:01:01 | 日記

 あたらしき 明日の来るを 信ずという

  自分の言葉に嘘は なけれど

石川啄木の歌集『悲しき玩具 』に刻まれた一首

啄木はこの「新しき明日」に 何らかの思いを込めたと思われるが・・・。

私の新しき明日とは そんな高邁なことではない

 

今や ゴミ,ホコリだらけとなった 我が家を何とかしよう 全てが掃除されたら

その時が 我が新しき明日なのだが そんな思いが叶ったことはない

      

    こんな詩が出てきた これが 今の我が心境なのだ

 

友人宅を訪問するたびに思う どうしたらこんなに綺麗に掃除できるのだろうと

同じ「おとこやもめ」同士 やればできるのかと その場では思う…のだが

そのうちに・・・そのうちに 思うだけで日が暮れてしまう

弁解すらない 我が心境 その平気さを 何とかしなければと思いはするのだが

 

 


すえひろてい

2022-01-16 17:02:14 | 日記

 新宿に出たついでに 末廣亭に足を延ばすことを思いつく

一月二之の席の出演者をスマホで観る 左橋 権太楼 さん喬 市馬と、ズラリ

好きな噺家だ 昼の部から入れ替え無しだから昼の部の小さん 文楽も観られる

いずれも先代は見ているが 当代は初見参 通して観ると帰りは夜遅くなるが

たまにはよかろう 正月だものと。 因みに寄席は二十日頃まで正月興行なのだ

昼・夜切り替えで いつもの最前列を確保と言ってもこの時期客席はガラガラ

うすら寒い中 入れ替わり立ち代わり 色物をまじえて20組ほど登場、楽しむ

 

トリは 柳亭市場の『二番煎じ 』手慣れた噺ながら いつ聞いても笑わせられる

 

楽しみにしていた柳家権太楼が休演 代演者の『がまの油 』の達者な芸で救われる

 

林家正楽が例によってぶつぶつ喋りながら起用に紙きりを 記念にいただいて帰る

帰りの新宿の街は 不夜城 ネオンも人通りも まさにこれからといった風情