風来坊の忘備録

晴歩・雨読 日々の雑感 不定期便

あさのやま

2021-12-30 14:29:40 | 日記

 あいつ今頃なにしてる との番組があったが 私のあいつは相撲の朝の山である

当時、横綱で頂点にあった白鵬に対抗しうる力士とし和製横綱への最短コースを行く

力士とし期待されていたが 相撲協会の定めるおきてに反し遊興を重ねたとが発覚し

更に諮問に対して嘘の返答をしたとの事で 1年間(6場所)の出場停止処分を受けた

大関の地位から陥落し このままいけば3段目辺りまで 地位を下げるという

 

 処分がきつすぎるとか 《恩赦》のような軽減処置を期待する意見もあるらしい

引退を申し出でたが受け付けられず 目下は 四股を踏んだりの《調整中》との情報

 

 間もなく今年もくれ一月場所番付も配られる これをどんな思いで眺めるのだろう

再起し、 どう駆け上がったところで  大関へ復帰は2年位先の見通しもある

 

 規則やぶりはスポーツ界にも、政界にも、芸能界にも見られるのだが『国技』の

相撲道を おかした罪としての〈見せしめ〉なのかあまりに重い処罰だ

朝の山の大関陥落以降 相撲を観なくなった私だが角界を盛り上げる為に何らかの

善処を期待したいものだ 

         

 

 


たわらぼしげんば

2021-12-29 19:44:16 | 日記

 先日 柳亭こみち独演会を 観て以来すっかりとりこになってしまった

落語ではない 中入りにご披露頂いた 歌謡浪曲『元禄名槍譜 俵星玄藩』の世界だ

かつて三波春夫さんでは聞いたことがある

 

 昔 酒井雲坊といった村田英雄さんと並んでやはり南條文若を名乗った三波春夫

二人が いる限り浪曲界は安泰だろうと言われたものだが 二人とも歌謡曲の世界に

歌の世界で大きな成功を収めたのは 承知のことだ

 

その三波春夫のヒット曲「元禄名槍譜 俵星玄蕃」を柳亭こみちさんが 8分間の熱唱

迫力に圧倒され、肝心の落語『子別れ』がかすんでしまいそう

 

 帰宅後、噺家・柳亭市馬さんでこの歌を聴く 

実に気持ちよさげにうたっている流石だ うまい

更に 「歌怪獣」と異名の島津亜矢さんで うまさの感心して聞きほれる  

調子に乗って真山一郎さんの浪曲まで これもなかなか聞かせるのだ

よくできた話であり 良い歌だ ひたすら感心する

俺は落語から 歌謡浪曲の世界に転進しようかとさえ思ったほどだ

 

 今日は 市場師匠の落語『百川』を聴く やっぱり安心して聴ける 

やはり師匠の本職はこちらだと改めて認識する 歌謡浪曲も落語もと欲張ったのだ

 

 

 

 

 

 

 

・・。


しいたげられし邪鬼

2021-12-28 20:03:54 | 日記

 歳末の話題として 決してふさわしくは無いのだろうが 好きなのだ

こうして 苦悶の表情を浮かべた 邪鬼たちが

私自身に『其の気』があるのじゃないかと疑われそうだが そんな事はない

踏みつけにされて 「助けてくれ!」と叫ぶ鬼たちの姿に なぜか感動する

 

 踏みつけているのは 四天王たちである 邪鬼は台座が石である四天王に、

やわらかい台座を提供するためすすんで踏まれている・・・との説がある

一方、ホトケ の重りを感じているとも

そのせいか 邪鬼の表情に諦念や幾分かの歓喜?の表情も伺える

 

 これを ウイルスのいたずらに なす術もなく蹂躙されっぱなしの我らに

例えることもできるかもしれない が・・・深読みはこれくらいにしようか

   

   

   

    

 

 

 

 

これを アメリカの核の傘の下の 我が国

 

 


だんしゃり

2021-12-25 11:27:28 | 日記

 かたづけ術の極意『断・捨・離』とは 

まず不要な品を断つ『断』だが 現今のネット社会 つい不用品にも手が出る

ガラクタを捨てる『捨』だが まだ使える物をとの思いから捨てがたく残る

物への執着から離れる『離』愛着のあるものからは離れがたいから溜まる一方だ

そんなことから 我が家の断捨離は一向に進展しない

 

 昨日は らくご会「柳亭こみち 独演会」に出かける

古典落語の世界 ここは典型的な 『おとこ社会』が伝統だが

これを 女性の視点から 断ち、捨て、離れるべく 懸命の努力をしている

 

 その努力の跡は感じられるし、『子別れ』の一席には笑い、涙もしはしたが

頑迷な古典落語フアンの 私には 違和感もあり、不完全燃焼の思いも残る

 

 本年もあと一週間 神田神保町の街はクリスマスイブの喧騒はない

明日からは我が家の断捨離に励まなくは、と思うも多分中途半端に終りそうだ

     

 

 

 

 

 

 


きずなまい

2021-12-23 17:04:16 | 日記

  全国の信用金庫で作る「よい仕事おこしフエア実行委員会」なる組織が

岸田総理を訪ね 福島の酒造所で造った日本酒「絆舞」を贈ったとの新聞記事が

総理の笑顔と共に 載っている

 

 四十七都道府県のコメを集め 各地の思いがこもった酒 ということだ

首相は酒豪として知られるが 酒豪とは言い難く、ほんのお付き合い程度の

酒量の私にとっては さして羨ましくもない話だ・・・が、

「フルーティで豊かな甘みが感じられる味わい」ってどんなものだろうかと

興味はわく 少しぐらいなら・・・と のんべーでもないくせに意地汚く思う

500ミリリットル入り2200円という値段が 高いのか妥当なのか

知りもしないくせに

 

 同日の紙面にはコロナやオミクロン株の記事が満載の中 果してそんな悠長な

事が許されるのか ちょっぴりの政治批判と 自らの安逸ぶりが気にかかる