風来坊の忘備録

晴歩・雨読 日々の雑感 不定期便

土門 拳

2020-06-30 15:58:37 | 日記

手元に2冊の写真集がある と言っても文庫本サイズ 

数年前に酒田の『土門拳記念館』で買い求めたもの 大型版を買わなかったのは

経済的な理由と 旅行中携行するにはその大きさにためらいがあっての事だが

そして何より 当時、土門拳にどこかしっくりこないものを感じていたから

そのことに深い理由はない ただ当時の写真仲間の〝風評”に惑わされていたから

改めて この二冊を眺めてみる 『腕白小僧がいた』と『古寺を訪ねて』

前者で「下町のこどもたち」「筑豊のこどもたち」に度肝を抜かされる

そこに表現された子供たちの なんと伸びやかなこと 赤裸々に写された 貧しさ

そんなものを吹き飛ばす”底抜けの明るさが 写真の持つ力で 伝わってくる

 

後者の仏像写真に 当然ながら とても太刀打ちできないと 感じた

記念館で 仏像の指先を畳一畳ほどの大きさに拡大したのを見せてもらったが

機材の違い、撮影機会の相違 素人のそんな姑息な言い訳は通用しないようだ

 

折角の教本がありながら 書庫に眠らせたままだったのが惜しまれる

いい写真を撮りたいとの思いが私にあるが これを見てしまうと次元が違うわい

と、感じざるを得ない 写真を撮るのが嫌になるほど・・・。

 

 

 

 

 

 


西浦和 薬王院

2020-06-29 21:45:35 | 日記

通称 田島の薬王院で知られる 神童山眞光寺薬王院   薬師堂に安置された

薬師如来を中尊とし、日光菩薩を左脇侍、月光菩薩を右脇侍とする薬師三尊像が

ぜひ拝観したいものと思うも 御開帳は12年に一度 『寅年』に限られるらしい

今年の干支は 子年 だから 子・丑・寅 再来年迄待たねばならない 


”神童山”の山号由来が知りたいところだ  薬師堂内部は非公開

十三仏をはじめ 興味深い石像があるのだが

暑さばかりではなく 薬師様が 頭からはなれず 注意散漫 申し訳ないので

早めの 退散を決める 

 

 

 

 


大門宿 大興寺

2020-06-28 16:34:15 | 日記

天正19年に寺領30石が徳川家康より寄進された 真言宗智山派の古刹を観る

本堂前の建屋には阿弥陀三尊板石塔婆が金泥が塗られており、南北朝時代の作りで

市指定有形文化財となっていると、言うが確認が難しい うっすらとそれらしきが

見えるも  本尊は不動明王 但しこれも 拝観は かなわない

 

地名「大門」の由来となった山門 と (下)三つ葉葵の門扉

 

 

観音堂・如意輪観音が 祀られているとの事ながら・・・・。こちらも残念

朝のうちの雨に すっかり意欲をなくしたが 曇り空ながら午後には上がり。

横着して電車とバスで 前回訪問で途中ダウン、訪問残りの本陣と脇本陣を観て

大興寺に至る 大門宿完全制覇と胸を張るが多分、探せばもっと、もっと見所が

あるのかもしれない でもまぁ 無理することはないと カエル、、、、、。 

 

 

 

 


南浦和 宝性寺

2020-06-27 17:57:28 | 日記

JR南浦和駅ホームから 見渡せるところにある

堂々たる本堂 街中の寺院 この二つが 古いものを尊しとする我が偏見から

立ち寄ることを拒んでいて ”近場”にありながら 拝観したことが無かった

当院は法事などをする所という考えに偏ることなく、現世を生きる人々が 集い・

つなぎ・学び、祈るところと位置づけ、生かされたお寺を目指しています  とは

同院HP  に記載ある。 

宗派は私と異なるも 拝観させていただく     街の喧騒を忘れて 合掌 

御詠歌講が盛んで 講員による祈りの継承がなされ、現在に至っているとかで

御詠歌教えにある「集まる」「つなぐ」「学ぶ」「祈る」との「四つの思い」を

大切にしているとの事

未だ信仰の薄い身は こんなマスクに感心し 近くにいた方に訪ねてみる

私たちが作りました ご時世ですから とのお答え

先入観にあった「格式ばった寺」とは一味違う親近感につい、好感をもってしまった

 

お小僧さんから マスクがはずれ 当たり前の日常が早く来れば と、祈り辞去する

 

 

 

 


南浦和 御蔵山観音

2020-06-26 21:04:25 | 日記

 南浦和駅近く 御蔵山観音(おぐらやま観音)例年ここで節分会が行われ、

 近くの宝性寺から住職と副住職が出仕し、観音さまの前にて豆まきの豆を

 加持し 法楽を、との事で 地元を中心に大勢の参会者があるという

 小さな観音堂ながら通称『花観音』と呼ばれ地元の者なら誰知らぬ者のない 

 この観音堂での豆まきが 春を予感させる 年中行事らしいのだが・・・・。

 年中行事と言えば 今日は我ら遊び仲間が 寄り合って3か月ぶりの歓談会

 制限付きながらの自粛解除 羽目を外すことなく 清遊?に過ごした

 それゆえ「おぐらやま」についての 事前・事後の調査も怠り仲間一同が

 無事にあつまれたことだけを祝い、乾杯。。。 でひと時を過ごした

 そのための不勉強を謝す次第