小雪で明けた今朝、やがて小雨となり 今、外はまたみぞれとなる
こんな空模様でなければ 読み通すことはなかった 本ではあるが
時間つぶしに 高踏的な内容の本を 筒井康隆氏の解説までも 丹念に読む
作品は娯楽性を加味してか 宮本武蔵や沢庵和尚まで登場させ時代小説好きの
私を飽きさせないようにしてはいるのだ 勿論「黄門漫遊記」ほどではないが・・・。
ブログの短い紙面だ 内容に言及するのは避けようと思う
巻末の筒井康隆氏の 解説文に引っかかる
氏は 同じ作者の過去の作品を読返したいとの思いを 持ちながらも
「高齢による根気のなさと怠慢からまだ読んでいない」と告白している
ここにも『高齢の壁』が 高名な作家の彼にして『壁』にぶち当たるとは
『根気と怠慢』私が高齢により失ってしまったものが ここに集約されている
日常の買い出しさえも厭う我が心 根気よく降り続く小雪を眺めながら
すっかり怠慢になってしまった 我が心と身体を恨めしく思うのだ
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