風来坊の忘備録

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MINAMATA

2022-02-15 21:19:27 | 日記

 今朝の東京新聞が一面をさいて石原慎太郎氏の差別発言が社会に

与えた影響や メディアの報じ方の問題を検証している

 

 今月一日に亡くなった元都知事だが その時は文学者として「氏」を

伝えただけで 意識してか『負』の部分を伝えなかったマスコミの

反省がこの特集を組ませたのだろうか

 

 石原氏は生前 公務で熊本県へ赴き、水俣病の患者施設を視察した際

水俣病患者に抗議文を手渡された その夜、会見で「これを書いたのは

IQが低い人たちでしょう」との発言や「補償金が目当ての“偽”患者もいる」

との暴言を吐き、患者らの前で土下座して謝罪する事態となった

 

 折からその数日前『苦界浄土』で知られ、水俣病を告発した石牟礼道子氏の

没後4年を偲ぶ集い 「不知火忌」が熊本で行われたとのテレビ報道もあった

水俣はコロナの最中と言えど 決して忘れてはいけないのだと気づかされる

 

 私、個人は水俣について知識は薄く 既に決着がついた〝事件”との思いすら

あったが 改めて 映画『MINAMATA』を観、水俣は終わった訳ではない

の認識を強く持ったが

さてこれから何をしたらいいのか 無力だ これと言った発言の機会もなく

歯ぎしりしているだけの身が悲しい

    

 

 


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