今朝の東京新聞が一面をさいて石原慎太郎氏の差別発言が社会に
与えた影響や メディアの報じ方の問題を検証している
今月一日に亡くなった元都知事だが その時は文学者として「氏」を
伝えただけで 意識してか『負』の部分を伝えなかったマスコミの
反省がこの特集を組ませたのだろうか
石原氏は生前 公務で熊本県へ赴き、水俣病の患者施設を視察した際
水俣病患者に抗議文を手渡された その夜、会見で「これを書いたのは
IQが低い人たちでしょう」との発言や「補償金が目当ての“偽”患者もいる」
との暴言を吐き、患者らの前で土下座して謝罪する事態となった
折からその数日前『苦界浄土』で知られ、水俣病を告発した石牟礼道子氏の
没後4年を偲ぶ集い 「不知火忌」が熊本で行われたとのテレビ報道もあった
水俣はコロナの最中と言えど 決して忘れてはいけないのだと気づかされる
私、個人は水俣について知識は薄く 既に決着がついた〝事件”との思いすら
あったが 改めて 映画『MINAMATA』を観、水俣は終わった訳ではない
の認識を強く持ったが
さてこれから何をしたらいいのか 無力だ これと言った発言の機会もなく
歯ぎしりしているだけの身が悲しい
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