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原発企業紹介(14) <太平電業>

2014年11月01日 | 原発企業

太平電業は各種プラントの建設工事・メンテナンス工事を主な業務にしている会社です。
日本国内の火力・原子力発電所や一般廃棄物処理施設などの環境装置、石油・化学プラントや製鉄所、
さらには海外のプラント設備の建設工事でも多くの実績があります。

事業内容

【建設工事】
  火力、原子力発電設備や製鐵関係、環境保全、化学プラント等の
  設備据付や改造工事等と、これらの設備に付帯する電気計装工事、
  保温、塗装工事他の施工、および各種プラント設備の解体、廃炉等の事業

【補修工事】
  同上の各種プラント設備の定期点検、日常保守、修繕維持等の事業

【セグメント部門別売上高】(2013年3月期実績)
  ・建設工事   270.3億円(構成比率39.7%)
  ・補修工事   411.1億円(構成比率60.3%)

    合  計    681.4億円

設立  昭和22年(1947年)3月25日

資本金  40億80万円

従業員数   1,584名(2013年4月現在)

売上高   681億円(2013年3月期)

代表者   代表取締役社長執行役員  野尻 穣

本社所在地   〒101-8416 東京都千代田区神田神保町2-4

事業所   ■支店
・北海道支店(札幌市)・名古屋支店(名古屋市)                           
・大阪支店(大阪市)・九州支店(北九州市)
・中国支店(広島市)
■海外拠点
・台湾高雄支店 ・香港支店
■国内・海外の現地工事事務所

関係会社   ●主要な関連会社(国内)
新東洋ロール株式会社
不二機工株式会社
豊楽興産株式会社
株式会社古田工業所
富士アイテック株式会社
東京動力株式会社(持分法適用会社)

●主要な関連会社(海外)
TAIHEI ALLTECH CONSTRUCTION(PHIL.),INC.

総合プラント建設のパイオニアとして

太平電業は、火力発電所や原子力発電所を中心に、総合プラント建設のパイオニアとして数多くの建設工事やメンテナンス工事に携わってきました。独立系企業であることから、系列に縛られない積極的な事業展開を進め、自由な発想を大切にしています。特に電気の安定供給、インフラを支えるいう社会貢献度の高い仕事である以上、同業他社に負けない熱意と使命感を持って全員が取り組む姿勢を貫いています。発電所の仕事に関しても、建設~メンテナンス~解体・廃炉までをトータルに任せられる企業は国内でも数少なく、当社の企業優位性はますます高まっています。今後も、長い歴史と先進のノウハウを基に業界をリードしていきます。 (太平電業ホームページより)

 

暴力団関連会社、原発に作業員 職安法違反容疑 組長の妻ら逮捕(2012年1月14日・しんぶん赤旗)

関西電力大飯原発(福井県おおい町)で下請け工事を受注している東証1部上場のプラント工事会社「太平電業」(本社東京)が、適正な請負契約を装って職業安定法で禁じられている労働者の供給を受けたとして、福岡、福井両県警は12日、職安法違反容疑で同社大飯事業所の元所長、一瀬秀夫容疑者(58)=福井県敦賀市木崎=と供給元の建設会社「総進工業」(北九州市)元社長で指定暴力団工藤会系組長の妻、池上加奈枝容疑者(36)=同市若松区深町=ら計3人を逮捕しました。両県警は13日、東京都千代田区の太平電業の本社などを家宅捜索しました。

 総進工業の実質的経営者は夫の組長とみられ、両県警は作業員の賃金の一部が工藤会に流れた疑いもあるとみて資金の流れを詳しく調べます。

 他に逮捕されたのは、配管工事会社「高田機工」(福井県高浜町)社長、富田好容疑者(59)=京都府舞鶴市溝尻町=。福岡県警によると、3人とも容疑を認めているといいます。

 逮捕容疑では、3人は2010年3月上旬から9月下旬までの約130日間、適正な建設請負契約と偽装し、総進の男性社員を大飯原発の配管工事の作業員として高田機工を通じて太平電業に供給した疑い。

 福岡県警によると、総進からの労働者供給は数年前から行われていました。逮捕容疑の配管工事では最も多い時で7人が働いており、10年3月からの1年間で、約1800万円が高田機工から総進に支払われました。他の工事も含めると、支払総額は年間約1億円に上るといいます。

 福岡県警は昨年2月、総進が工藤会系組員幹部2人を従業員として雇っていると県に通報し、県は公共事業から排除措置をとりました。総進はその後、社名を変更し、池上容疑者が新会社の社長に就任していました。


解説 暴力団系会社の介在常態化

 「原子力発電と暴力団の関係は切れない」。長年、原発で働く関係者が共通して指摘するように、原発特有の多重下請け構造が最大の根っこです。

 「最後は人夫出しに頼るしかない」。原発の元請け会社の熟練作業員がいみじくも語りました。原発は「高度な技術」で発電設備がつくられていますが、これを継続的に運転するための定期的な検査はその多くを下請け会社に発注してこなします。東電にせよ関西電力にせよ原発企業は、点検のための社員を抱えることはしません。検査時期だけの作業員は雇用しません。

 1次から3次下請け会社は東電や原子炉メーカーなどに登録する指定業者ですが、専門的技術部門を除いた点検要員は孫、ひ孫といわれる何層にもつくられた電話一本で人を集める「人夫出し」とよばれる、会社とは名ばかりの事業者に頼っています。

 作業員は全国の原発をまわります。賃金はいずれも日当です。この不安定雇用が、暴力団の絶好の「しのぎ」(稼ぎ)の対象になっています。熟練作業員は「現場には暴力団はいない。もっぱら人夫出しで稼ぐ」と実態を告発します。

 暴力団と原発企業の癒着は原発建設予定地の「地上げ」や放射性廃棄物処理などでも関係がつくられます。

 東電福島第1原発事故が浮き彫りにした「異質な危険」。これを「安全神話」で隠蔽する、という「反社会的性格」が生み出してきました。暴力団の「関与」はいわばその影法師的関係なのです。(山本眞直)

 

太平電業ホームページより  原発関連事業

原子力発電所

豊富な建設工事の経験を基に、信頼される新技術・安全管理の確立に日々積極的に取り組んでいます。

 

建設

環境にやさしいクリーンエネルギー原子力発電所の建設に高い評価を得ています。

  • 建設現場全景                 

  • 原子炉容器吊込み              

  • 蒸気発生器吊込み              

保守・メンテナンス

電力安定供給に大切な保守点検作業において、信頼性の高いメンテナンスを提供しております。

  • ポンプシール計測              

  • 原子炉圧力容器(BWR)上蓋吊揚げ  

  • モーター・ポンプ間芯出し         

廃止措置

 

  • トランスポーター・ジャッキダウン     

  • ガス・サーキュレーター・ジャッキダウン

  • ジャッキダウン操作             


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