星の金貨プロジェクト http://kobajun.chips.jp/?p=19159 より
ニューヨーカー 5月29日 【 原子力発電の60年 】
今年6月、1954年に当時のソビエト連邦に世界初の一般用途向けの原子力発電所が建設されてちょうど60年が経ちました。
しかしスリーマイル島のメルトダウン事故、そしてチェルノブイリ、福島第一原 . . . 本文を読む
規制委員会により九州電力川内原発の審査基準への適合が認められ、再稼働に向けて動き出したと報じられています。審査基準への適合審査は独立した規制委員会が判断すべきことですが、再稼働に至るまでには、まだまだやるべきことがあるはずです。たとえば使用済み核燃料の取り扱いなどは、本来、再稼働する前に国民的な合意を形成しておくべきものです。再稼働すると、国内のほとんどの原発は、数年以内に使用済み核燃料プールが一 . . . 本文を読む
原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物について、日本学術会議の分科会(委員長・船橋晴俊法政大教授)は7月2日、廃棄物を地層処分する政府方針を見直し、30年間をめどに地上施設などで暫定保管することが適切とする報告書を大筋でまとめた。処分までの猶予期間を設け、将来世代が最新の科学技術で処理できる余地を残すのが狙い。8月にも政府に報告書を提出する。
政府 . . . 本文を読む
政府が国民の同意のないまま進める、核燃料サイクルが機能するためには、再処理工場から出る高レベル放射性廃棄物を処分する場所を、どこに押し付けるかが、これからの政府や電力会社の課題となってきます。
核燃料サイクルをあきらめさせるためには、政府の候補地がどこになろうとも、拒否することが必要です。もし、処分場が見つからないまま、再処理工場が稼動すれば、高レベル放射性廃 . . . 本文を読む
それにしても、われわれは、やっかいなものを溜め込んでしまったものです。これらの施設を作るには、むつ市の施設の建設費をベースに計算すると、あわせて6000億円、100万年後まで保管するとなれば、いったい何回、施設を建て替え、核燃料を移し変えなければならないのでしょう。もし、将来にわたって、抜本的な解決策が見つからなければ、2万回も繰り返さなければなりません。6000億円の費用を2万回です . . . 本文を読む
中部電力のように、各原発の敷地内に、貯蔵施設を作ることができれば、輸送中の事故のリスクも最小限に抑えられます。もちろん、地元自治体との協議は必要ですが、むつ市に建設したときのように、40年後には、他の場所の移すかどうかの協議をするという約束をいれれば、可能ではないでしょうか。
現在の各原発の保管量をご覧ください。2000トン近く溜まっている柏崎刈羽には、むつ市と同 . . . 本文を読む
京大の小出准教授や西川福井県知事は、原発の利益を受けてきた都市部に建てるべきだ。
多摩大学の田坂教授は、沖縄を除く、各都道府県が協議・協力して作るべきだ。大阪の橋下市長は、安全性が確保されるならばと言う条件付で、大阪で受け入れる可能性もある。と発言されています。
私は、事故やテロ、ミサイルの危険性を考えると、余りにも使用済み核燃料を集中して保 . . . 本文を読む
青森県むつ市には、中間貯蔵施設である「リサイクル燃料備蓄センター」が建設中で、来年にも稼動予定となっています。このリサイクル燃料備蓄センターは、使用済み核燃料を再処理するまでの間、貯蔵・管理する施設として、建設が進められています。この施設はキャスクに収められた使用済み核燃料を3000トン貯蔵可能で、建設費用は、約1000億円、大きさは四日市ドームを一回り小さくしたぐ . . . 本文を読む
おおざっぱな数字になりますが、使用済み核燃料は、全国の原発の核燃料プールに約14000トン、六ヶ所村の再処理工場併設プールに約3000トン、そして装填中または、使用途中の核燃料が約5000トン、合わせて、22000トンもの量になります。
アメリカでは、使用済み核燃料を、ガラス固化体に加工し、乾式保管する方法をとっていますが、十分冷やせば、加工せずに乾式貯蔵する . . . 本文を読む
昨年の3回目のシンポジウムでは放射性廃棄物の現況やこれまで検討されてきた処分の方法やまだ結論がでていない高レベル放射性廃棄物の処分方法などを、お話させていただきました。
放射性廃棄物(2013年度第3回原発シンポジウム) http://blog.goo.ne.jp/tanutanu9887/e/4ea3a25a2e3131c90fe29e5a775e0d05
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再処理工場ですが、イギリスやフランスで同じような工場が10年以上前から稼動し、様々な問題が発生しています。グリーンピースの報告によると、フランスのラ・アーグ再処理工場では、トリチウム・ストロンチウム・セシウム・ヨウ素・コバルト・ルテニウム・アメリシウムといった放射性物質が大気中や海に排出され、放射性廃液による汚染がノルウエイや北極海にまで広がり、1996年の調査では工場周辺での . . . 本文を読む
本来の核燃料サイクルは、図の右側のサイクルを指します。国や電力会社は、もんじゅの度重なる事故により、この右側のサイクルの実現がいつになるかわからないと見て、むりやり、左側のサイクルを推し進めようとしています。
1・高速増殖炉もんじゅ ~破綻した1兆円の実験施設~
右側のサイクルに、もんじゅが書いてありますが、もんじゅ . . . 本文を読む
原発で使われた使用済み核燃料から、プルトニウムや燃え残ったウランを取り出し、再び燃料として利用することを「核燃料サイクル」と呼んでいます。
電力会社10社でつくる電気事業連合会によると、核燃料サイクルには3つの利点があるとしています。
電事連が主張する . . . 本文を読む