日本最大の電気工事会社 ━ 大阪市北区 きんでん本社ビル
原発を持つ電力会社9社には、それぞれ電気工事を受け持つ下請企業があります。
北海道電力→ 北海電気工事 従業員1307人 売上高 511億円 総資産 325億円
東北電力 → ユアテック 従業員3921人 売上高2001億円 総資産1642億円
東京電力 → 関電工 従業員6504人 売上高4536億円 総資産3781億円
北陸電力 → 北陸電気工事 従業員 969人 売上高 346億円 総資産 306億円
中部電力 → トーエネック 従業員4852人 売上高1592億円 総資産1616億円
関西電力 → きんでん 従業員9230人 売上高5296億円 総資産5161億円
中国電力 → 中電工 従業員4082人 売上高1165億円 総資産2218億円
四国電力 → 四電工 従業員2435人 売上高 710億円 総資産 664億円
九州電力 → 九電工 従業員6158人 売上高2362億円 総資産2398億円
これらの下請企業は原発の定期点検や保守・管理業務を請負っていて、労使一体となって原発推進を後押ししています。九つの電気工事会社の社員がつくる労働組合・電工労連は電力総連の下部組織・電工部会となっていて、その電力総連は民主党の集票マシーンとして重要な組織となっています。民主党が脱原発の姿勢を明確に打ち出せないのは、電力総連の影響下の議員が多数、民主党内にいるからです。
http://blog.goo.ne.jp/tanutanu9887/e/69db2662116561ed0b46207913e0a3a2
日本の原発は、この九つの会社の社員がいなければ動かすことはできません。本来ならばこれらの会社の労働組合は脱原発運動の核になってもおかしくないはずなのに、原発推進とは・・、残念です。原発が存在する限り、自分たちの仲間が被ばく労働を強いられるのに、なぜ脱原発に転換できないのでしょうか。一日も早く、原発で働くことのない組合の上層部が、何も知らないまま原発に送り込まれる高卒の若い社員たちの声を聞くようになることを期待しています。
大手3社の概要
株式会社きんでん
1944年(昭和19年)8月に近畿電気工事株式会社(略称は近電工)として設立。電気設備・計装設備・情報通信設備・空調衛生設備・内装設備・土木設備などの事業を営む総合設備工事会社。
1990年(平成2年)4月に現在の社名である株式会社きんでんに変更。配電工事取扱高は日本最大。関西電力からの受注割合は相対的に低く2割弱。
1969年(昭和44年)2月に大証1部、1970年(昭和45年)3月には東証1部に上場。作業車などに使われているコーポレートカラーはサーモンピンク(肌色)である。1950年代からは海外事業へも参入し、その実績は現在では世界90ヵ国に及んでいる。
関電工
1944年(昭和19年) - 関東配電出資の元、現在の関工商事を含む7社が統合により関東電気工事株式会社を設立、8支社(現支店)を設置、営業開始。関東地方を中心に、電気設備工事、リニューアル工事、空調・給排水設備工事、電力工事、エネルギー工事、通信工事を引き受ける日本を代表する総合設備企業である。東証1部上場。証券コードは1942。現在では海外工事の受注も多い。もともとは東京電力系の企業として設置され、今でもつながりが深い。本社は東京都港区芝浦四丁目。作業車などに使われているコーポレートカラーは青色とオレンジ色で、南海電気鉄道の一般車に似たカラーリングである。もともと関東電気工事という社名の略称であった関電工を正式社名とした。そのため略称は特に定めていないが、「関電」は関西電力と紛らわしいため「関工」という略称が使われる傾向がある。
株式会社トーエネック
1944年(昭和19年) 「東海電気工事株式会社」として創業。愛知県名古屋市中区に本社を置く中部電力グループの電気設備工事、電力関連工事、電気通信工事などを行う総合設備企業である。業務は中部電力エリアの愛知県、長野県、岐阜県、三重県、静岡県を中心に行っている。社名のTOENECは、TOKAI ENERGY ENGINEERING and CONSTRUCTION の頭文字を繋いだものである。マスコットキャラクターはトーエネッくん。1989年(平成元年)- 「株式会社トーエネック」に社名変更。
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