第24番札所 室戸山 明星院 最御崎寺( ほつみさきじ)山門
11月3日、第23番札所:薬王寺を出て、
いよいよいよ「修行の道場」霊場がある土佐高知県へ。
高知県東の岬の突先、室戸岬の頂上にある第24番札所:最御崎寺(ほつみさきじ)。
四国八十八カ所マップでは、24の位置。
マップでは、ずいぶんと遠い果ての果ての地。
薬王寺を出て、遠く遠く向こうに見える突先の室戸岬に向かって。。。
国道55号の海岸線をひたすら車で走った。
進めども進めども、目に映るのは青い太平洋と青い空の海岸線。。。
国道55号線を走っていると、歩き遍路の方を何度かお見かけした。
お見かけするたびに、歩き遍路の方の「すごさ」に「敬服」するばかりだ。
国道から室戸スカイラインに入り、室戸岬頂上へけっこうな坂道をあがっていく。
スカイラインのあちこちで、狭い山道遍路道の最御崎寺への道しるべを見た。
なんとも険しい遍路道だった。
登り坂を進み、峠あたりが駐車場。
駐車場のそばに「四国第二十四番霊場最御崎寺」の石柱が建つ。
あの延々と海岸線を走り、室戸スカイラインを走り抜け、ようやくたどり着いた。
険しい山道を登ってこられた歩き遍路の方も。。
「最御崎寺本堂」石碑を見て、やれやれと胸をなでおろしたことだろう。
最御崎寺石柱がある峠付近からのぞむ海の風景。
ここまで車ではあるが、登ってきてこそ観ることができる風景。
わぁ~綺麗な海!
来れてよかった。(#^^#)
仁王様を拝し、山門をくぐる。
屋根瓦の勾配が美しい本堂。
合掌。
※※ご詠歌※※
明星の出ぬる方の東寺
暗き迷いはなどかあらまじ
※※
八十八か所の札所を巡拝させていただいて。。。
山頂、さいはての地に建つ霊場に来て、いつも思う。
最御崎寺もそうだが、
807年創建当時、
京の都から相当遠いところだった、この室戸岬の頂上への創建。
修行の道場。
どれだけの知恵と人力だったことと、唸ってしまう。
最御崎寺には、「空海の七不思議」といわれているのがあった。
そのうちの一つが「鐘石」と呼ばれる岩。
掲示板に「斑レイ岩で、小石で岩をたたくと鐘のように音を発し、この響きは冥土まで届くといわれている。」
と書かれていた。
叩いてみると、ほんとうに美しい金属音で、どこまでも届きそうな気がした。
不思議な岩だった。
岩の窪みは、1200年もの間、お参りの人々が小石で叩いた跡がくぼんでいるらしい。
ちょっと驚きの七不思議。
お参りさせてもらえば、感激することも驚くことも多くて。。。
忘れないようにしたい。(#^^#)
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