きんえんSwitter

医者の心の目で日々を綴ります

身も蓋もない話

2022年12月14日 | ヘルスリテラシー
学生時代、男友達の家のトイレに入って、便座があがっていることに気づかず、危うく便器に落ちそうになったことがあります。

今でも、トイレの便座をあげっぱなしにしている男性は多いのでしょうか?

かく言う私も、自宅のトイレの蓋をいつも閉めるようになったのは、実は、コロナ禍以降かもしれません。

用をたした後、蓋を閉めずに水を流すとどうなるか?

衝撃的な写真を見つけたので、ご紹介します。
トイレの水を流す際に、強力なレーザー光線を当てて撮影された写真です。
健康人の尿は基本的には無菌のはずですが、便の中には、大腸菌などの細菌が存在します。

新型コロナウィルスやノロウィルスなどに感染している人の排泄物には、ウィルスが含まれていることもご存知ですね?

この写真をみれば、蓋をせずに水を流せば、トイレじゅうに病原体が飛散し、それを吸い込む可能性もあることがひと目でわかりますね。

今日はさっそく、職場のトイレにこの写真をコピーして貼って同僚達に注意喚起したところ、あるドクターは、「便器をのぞきこみながら流したりしたら、それこそ悲惨だね!」と言っていました。

掃除するときには、蓋の裏もきれいに拭きましょう。
もちろん、トイレのあとは、きちんと石鹸で手を洗わないと、手はきれいになりません。


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