土曜日のお昼過ぎに、自宅でガスの点検がありました。
法律では4年に一度行うことと決まっているそうで、料金はかかりません。
当初、知らされていた点検日時が平日の昼間だったので、チラシに案内があったとおり、ネットで週末に来てもらうよう、変更手続きをしました。
こういった手続きが便利な世の中になりましたが、反面、パソコンやスマホがうまく使えない世代には、面倒だったり辛かったりするのだろうなあと思います。
3回目のワクチンの予約が自分でできず、家族まかせになって、まだ予約できていないという人が多いのもうなづけます。
そういう私は、セルフサービスのガソリンスタンドやスーパーのセルフレジはいまだに避けていますが(笑)
さて、ガスの点検に来てくれたのは、女性でした。
夜遅めの時間帯や、体調が悪いときの宅配サービスでもそうですが、自宅のインターホンが鳴って、相手が女性だとわかったときは、少しホッとします。
たとえ短い時間で、あらかじめ予定されていたとしても、一人暮らしの部屋の中に知らない人を招き入れるのは少なからず緊張します。
タバコ臭かったりしたら・・・などという心配もありますし。
東京ガスのお姉さんは、その点、とても安心でした。
アルコール消毒の小さなボトルを携帯し、玄関を入る時や、ガス台をチェックする時、また、最後にタブレット端末にサインを求める時も、タッチペンをこまめに消毒してくれていました。
もちろん、こちらの質問にもきちんと答えてくださいましたし、ガス台周りのきれいさをほめてもらったのも、私としてはうれしかったです。
初対面の人とのコミュニケーションが苦手だという人は少なくないと思いますが、ちょっとしたコツがあります。
1.相手に敬意を持って接する
2.相手をほめる
3.自分の気持ちを素直に伝える
コツを3つ挙げるとするなら、こんなところでしょうか?
ほめるといっても、相手とは初対面ですから、あまり難しく考える必要はなく、一瞬で気づくことのできるような、ちょっとしたことを、さらっと言うだけです。
ほめられて嫌な気分になる人はいません。
そして少し場がほぐれたところで、自分の素直な気持ちをちょこっと吐露すると、ぐっと親近感が生まれます。
東京ガスの彼女は、点検が終わったあと、ベランダからの眺めをみて、「今日一番のよかったこと」といった感想を言ってくれました。
私も気に入っているベランダからの眺めをほめてもらったうえに、彼女自身も気分良くなったと言ってもらったわけですから、2番めと3番目の要素の合わせワザです。
帰り際、電気料金とガス料金を合算することについてのセールストークも忘れず、しっかりとお仕事をしていった彼女でしたが、彼女のおすすめどおりに、手続きを前向きに検討してみようかなと私が思ったことは言うまでもありません。