きんえんSwitter

医者の心の目で日々を綴ります

レッドカード

2018年06月20日 | 禁煙治療
昨日の日本VSコロンビア戦、見ました。

勝ち点3が見えてきた試合終盤、コロンビアの選手の激しいファウルで、日本の選手が倒れました。
そのときアナウンサーが、「思うようにならない焦りで、ファウルしてきましたね」みたいなことを言ったのです。

なるほどと思いました。

もちろん故意に行われた悪質なファウルには、ペナルティーが科せられますが、追い詰められてついやってしまう・・・ということもあるのですね。


ペナルティといえば・・・


かつて、中高生がタバコを吸った場合、学校側は生徒に反省文を書かせて3日間の自宅謹慎、あるいは、学校によっては退学などの厳しいペナルティを与えるというのが、
あたりまえだった時代がありました。

喫煙防止授業のために学校を訪れるたびに、校長先生や生徒指導担当の先生方にお願いしてきたことがあります。

それは、喫煙している子どもに、ペナルティーを与えないで欲しいということです。


喫煙はニコチンによる依存症です。
子どもがタバコを吸ってしまったことの責任の所在は、そのことを教育してこなかった私たち大人側にあります。

被害者である子どもたちには罰を与えるのではなく、治療を受けさせてあげなければなりません。


数年来、地道にお話をしてきた甲斐あって、いまでは学校の先生方のご理解がかなり得られており、大変うれしく思っています。
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