日本人の二人にひとりが、がんになる時代。
がんの最大原因はタバコであることは周知の事実です。
ですから、禁煙治療や子供たちの喫煙防止教育に力を入れてきました。
でも、タバコをみずから吸っていない、あるいは吸わされていない環境にあっても、がんになる場合もあります。
原因はすべて解明されているわけではないですから・・・
日本人の死因の第一位はがんですが、おそらくこれは長年喫煙率が高かった影響があると思われます。
タバコを吸う人は減ってきていますから、今後は死因の順序が変わってくる可能性はあります。
でも、現代に生きている私たちにとっては、がんになる確率は50%。
「丁か半か」の博打やコイントスと同じです。
中年以降は、定期的な健康診断が重要になってきますね。
欧米では費用対効果が低いということで、検診については否定的な意見があります。
日本のような国民皆保険制度でない国は、状況が違いますから。
検診を受けていても、残念ながら、がんが進行した状態で見つかることもあります。
なにがベストと考えるかは、人それぞれです。
けれども現実的には、考えてさえいない人がほとんどではないかと・・・
防災訓練と同様、シュミレーションをしておくと、いざという時、パニックにならずにすみます。
充分準備しているつもりでも、実際はシュミレーションどおりにいくとは限りませんが。
それが人生というものかもしれません。