「会いに行けるアイドル」
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「会いに行かないと会えないアイドル」
単純に、
おニャン子→モー娘。→AKBという
世代の違い、というのもあると思いますが、
「今の」でなく「当初の」メディアの違いが
大きいと考えます。
モーニング娘。は、
テレビのオーディション番組がきっかけで、
その結成前からいわばドキュメントのような形で
売れるまでずっと追いかけられていたので、
テレビという、
「会いに行かなくてもチャンネルをひねれば(古い。。。)
見ることが出来る(もしくは何となく見てしまう)」
媒体で売れたという点が大きいと思います。
それに対してAKBは、
自前の劇場のある秋葉原を中心に
売れるまでずっと活動していたけど(今もですが)、
会いに行っている方々はその選抜などの経緯を見て
共感して育てていっている感を味わえるけど、
会いに行かない人たちにしてみると、
急に表舞台に出てきた形で、
どういうグループなのか、
どういうプロセスを経てここに来たのか、
その辺が分かりにくく、
そこを見ていない人達にとっての共感の仕方が難しい、
ということかと。
どちらも、
洗練されたアイドルということでなく、
普通の女の子が成長していく、
また色々なタイプがいて基本はグループという枠組みで
あくまで成り立つものなので、
芸能人=選ばれた人
という一般的な概念に当てはまらないアイドルであるからこそ、
そのプロセスや個人への共感が大事になるわけですが、
その辺について上記のような違いがあるのかなと。
あとは人数の問題。
肥大化していくことで、全体ばかりが見えて、
個人個人が分からなくなり共感が薄れるという点は
他のグループにも当てはまることかと。
テレビでない媒体を非常に上手く使っているAKB、
販売枚数が伸びているのは、
決して秋葉原にいる方々だけで為し得る数字ではなく、
今の十代にしてみれば一番良くメディアに露出している訳で、
その辺は単純に世代間の差もあるのかなと。
例えばネットのトピックス等で見られる状況というのは、
その辺を主にチェックする人達と、
そういうのは見ないだろう実際にAKBを支持する中高生等の、
そういうギャップがあるのかなと思ったり。
たまにはこんな日記も。