ちょっと前の話ですが、
とある合唱団の方が、
僕の良くないところを
「八方美人なところ」
と仰っていたと聞いて、
正直あんまり言われたこと無いなと思いつつ、
でも、
そう仰った意味が、
最近少しずつ分かってきた気がします。
こういう仕事(指揮とか)をする時に、
良い顔や優しい顔だけしている訳にはいかない、
ということですね。
音楽面は勿論そうですが、
いろいろな条件のことだったり、
自分の関わるプロジェクトとか演奏会だったり、
「こんなもので良いかな?」
とか、
「こっちはこう言ってるし、
あっちはああ言ってるし、
じゃあ間を取ってこんなところで」
とか、
そういう考え方が、一貫性を持たなかったり、
こういう仕事(指揮とか)をするに当たって、
自分のマイナスになるということがある、
ということを少しずつ感じ始めています。
遅いですか(笑)。
でも、そうですね、、、
別にうるさく言わないといけないということでは
必ずしも無いんですけど、
自分の不利益になることについては、
自分がかぶって呑み込むのではなく、
ちゃんと伝える、主張する、ということが
必要だなと思っています。
もちろん相手への思いやりや配慮は大事ですが。
自分があまり言わないで来た、
ということも良くないですし、
新潟ではあんまりそういうことを言うと嫌がられる、
みたいな空気もある(気がする)ので
(事なかれというかそんな空気)、
いろいろちょっと変えていかないとなと思うこの頃。
昔、(というか今もですが)
芸能人の女優さんで、
チラシとかポスターとかに載る”名前の位置”に反発して
その公演を降りた話を聞いた時に、
「怖っ!」と思ったんですが、
今は少しだけ(少しだけですが)分かる気はします。
(というか、こういうことは
見えないところで解決すべきことだとは思いますが)。
まあ、自分はいわゆる性格的な八方美人ではない
とは思いますが、
悪く思われたくないとか敵を作りたくない、
みたいなところは少なからずあるので、
いろいろ変えていきたいところですね。