佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

新潟大学医学部合唱団第77回定期演奏会

2012年12月16日 01時25分58秒 | 合唱

 

 もう1週間経ちましたね。

 

 今年は、県の合唱祭と、

7月の新潟ユース合唱団との演奏会で、

やった曲(「くちびるに歌を」など)を

定期演奏会に乗せるつもりだったのですが、

これらの曲を決めたのが3月で、

実際に団員が入ったり出たりで入れ替わりで難しいと判断、

結果、曲を差し替えて、スケジュールとしては

例年通り合宿からの音取り、という形になりました。

良い悪いは別として、医学部合唱団は9月の合宿から

定演の曲の練習を始めるのですね。

で、悪い部分を考慮して今年は、と思っていたんですが、

結果的に、萩原英彦「光る砂漠」から5曲と、

オルバーン、チェミツキーのAve Maria2曲、

アンコールは彼らが大学交歓会のコールで歌った

佐藤賢太郎「前へ」、となりました。

 

 萩原氏の作品は、ピアノが入らないと練習しづらいので、

音取りなど最初は大変だったようですが、

そのために斎藤愛子さんにお願いしたので、

合わせを充実したものに出来たと思います。

矢沢宰のテキストと彼らとの関係性もありました。

曲を深めるうえで重要だったと思います。

 

 何より、僕がこの作品を愛していた、

ということもあります。

やはり素晴らしい作品です。絶対また振りたい。

 

 今年は、学生のステージが両方暗譜で、

皆良い演奏をしていたと、客席で聴いていて思いました。

何と言うか、少しずつではありますが、

歌うことに”自分”を出し始めてくれているのが嬉しいです。

まだまだとは思いますが、

少しずつ成長していることが感じ取れました。

 

 僕自身の選曲は、やはり彼らにいろいろな作品と

引き合わせる役割があるので、

もう少し外国の作品も好きになってもらえるよう、

と思っております。

継続性が難しいのでまた来年どうしようか

考えないといけませんが、

合唱というジャンルにもっと興味を持ってもらいたく、

良い出会いを提供したいと思います。

 

 ご来場下さった皆様ありがとうございました。

皆さんおつかれさまでした。