佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

変人

2014年06月21日 01時06分44秒 | スポーツ
  

 日本には変人が生まれにくいのかなと、
日本人FWを見ていると感じるわけですね。

 

 日本人サッカー選手で個性が強い、という人は
世界基準で見るとそこまで個性が強いと言えるのだろうか、
という気はします。
特にサッカーのポジションによる運動適性、性格的適性というか
必要な要素、というものがあって、
今日本人が活躍しているポジションというのは
そういうものを兼ね備えている日本人が多い、
とは言えると思うんですね。攻撃的MFとSBでしょうか。
ボランチも多少。日本人に向いているというか。
ただ、DFとFWに関しては、
何かを根本的に変えないと世界に通用する人って
あまり出て来ないんじゃないかと思うんですね。

 

 全然違うけど、ということを先に断った上で書くと、
代表の試合と今季のアルビレックス新潟の試合は
そこそこ重なる部分が多いんですね。
レベルということじゃないですよ。
出ている選手は図形を共有して皆同じようなレベルで
プレー出来るんだけど、
相手の図形を崩すことまで出来ていないというか、
綺麗に崩し切らないと点が入らない、
それ以外の方法では点が入りにくい、という状況は、
アルビにおいてはJリーグの中で、
日本代表においては世界の相手の中で、
その中で見ると突出した能力をもった選手がいない
ということなのかなと思います。
良い時の本田はそれくらい出来ていた気もするけど。

 

 誰かが2、3人引き連れる、抜く、みたいな能力を
どこかで発揮しないと、相手のバランスはなかなか崩れない
という意味で、やはり個の力は大事なのだと。
特にFWはバランス感覚というよりもっと大事なものがあって、
日本にいると育ちにくい感覚なんだろうなと。
話は逸れるけど、ディフェンスの感覚というのも、
日本にいると磨きにくいというか。
そういう意味ではアルビのディフェンスのやってることって、
Jの中では異質だけど世界的に見ると結構当たり前のことを
やってるんじゃ、と思ったり。

 

 どこの世界もそうだけど、
早くから(子供のうちから)世界に出て行かないと、
育たないのかな、と。
協調性と個性の両立、というか並立と言うか、
叶う日はいつ来るのだろうか、と。
とりわけ、何か言ったりしたりすると叩かれる世の中で、
ぶつかりから生じる異質なもの、新しいものは
なかなか出て来ないよな、と。

 

 長い呟きでした。