ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧中仙町清水を往くー1(その2)

2017年01月30日 | 旧中仙町を往く

●歩いた日:201671日(金)

●歩いた所:板屋・鍛冶屋敷、沖田(「清水」と「旧仙北町横堀」の両方にあり)・大吹

●歩いた足跡(ログ)(道のり:7.0km

(以上の地図:国土地理院)

  家と家の間を、水路と並行する曲がりくねった道を進むと、やがて、水路をはさんで左手前方に神社が見える。その神社を一周するように歩いて神社裏手に出てカメラを取り出す。

📷004:「鍛冶屋敷」の石積み水路

 左に写る道は今歩いて来た道。二本の水路の両岸は石積みになっており、こんな水路には初めて出会う。人手の温もりのようなものが感じられ、その脇に茂る木とともにいつまでも残したい風景である。

 神社の横には、「イバラトミヨ(ハリザッコ)」の生息池として、この水路から水を引いて作られた池がある。大きな木立の中に社があると「鎮守の森」と云われるが、そばに小さな生き物を守る池があれば、一層「鎮守」の言葉にふさわしい感じがする。

 神社から引返し、南に進んで再び県道に出る。

 ほかの地図でこの辺りの地名を探すと、「旧清水」の「丙泉」となっている。さらにこの周辺の地名を調べてみると、「甲泉」、「乙泉」もある。丙があるので、甲、乙があるのは当然であるが、「地名へのいざない」をひもとくと、甲、乙、丙で順序立てした地名はほかにも多くある。こんな地名の付け方は初めて知った。

 📷003の十字路まで戻り、そこから南に向かう。やがて、道は、大きな屋敷林の脇を緩やかにカーブしているので、そこをカメラに収める。

📷005:「乙泉」の屋敷林の道

  こんな道は昔からの道をそのまま拡幅舗装したものであろうと思って、23年の航空写真で確認すると、この周辺ではかなり道が付け替えられているが、この道はやはり昔のままである。航空写真には、道の右脇と奥に写る大きな屋敷林もそのまま写っている。

 さらに南に進み、「窪関川」に架かる「中島橋」を渡り、やがて広い広域農道に出る。

📷006:「川戸賀」集落会館

 広域農道の角に、真新しい「川戸賀集落会館」がある。写真に右に写る乗合タクシーの乗り場案内に書いてあるように、ここの地名は「沖田」で「旧仙北町横堀」に属する。

 「川戸賀」(「横堀」)は、ここの西隣の地名であるが、集落名としては、「沖田」とあわせて「川戸賀」と称しているのであろう。

 会館前の花壇も隣の広場もきれいに手入れされており、見ていて気持ちがいい。

 広域農道を西に進む。

(その3に続く)

 


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