<「狐塚」の小水力発電所>
●歩いた日:2023年10月8日(日)
●歩いた所
・国見(横 沢):桜後、川端、大釣木、新橋、小釣木、砂溜、佐幣神
・斉内(長信田):橇目、大久保、下堤、狐塚、鶴ヶ窪
●歩いたログ(足跡)(道のり6.1km)
(以上の地図:国土地理院)
「斉内川」沿いに走る砂利道に突き当たったところで振り返る。
📸013:「鶴ヶ窪」の一角
右手奥から池(ほとりに立つ看板には「調整槽」とあった)沿いに来たところ。道端に「水門設備を作っています」と「小水力発電設備を設置しています」の看板が立つ。
看板のすぐ右手奥(西側)を「仙北平野1号幹線用水路」が走る。
(「鶴ヶ窪」の「仙北平野1号幹線用水路」)
水路沿いの、かなり老朽化したフェンスは「葛」の蔓に覆い尽くされている。
水路脇に見える池は「調整槽」とあったが、水路の流量を調整する池なのだろうか。
反対側の「斉内川」に目をやる。
(「鶴ヶ窪」付近の「斉内川」)
幹線用水路が川を横断していると思われるところに堰堤が築かれている。堰堤の下が隧道(トンネル)になっているのだろうか。
手前には魚道が作られている。
水路脇の杉林の中に白い標柱が立つ。
(「上堰跡」の標柱)
先に、「仙北平野1号幹線用水路」は「江戸時代」に開削された「上堰」を改修する形で整備されたと思われる、と書いたが、それを裏付けるように、水路脇に「上堰跡」の標柱が立つ。
標柱には、「草彅理左エ門昌元」が起工し、その子、孫三代、36年ほどの月日をかけて1715年に完工した水路で、下堰とともにこの地域をうるおした大動脈であった、との記述がある。そこを流れる水はまさに命の水である。
「斉内川」から幹線用水路沿いの道を南に引き返す。少し行くと発電施設がある。
(「狐塚」の小水力発電所)
「仙北平野土地改良区」のHPによると、農業用水を利用した小規模の水力発電所は現在2ヶ所所あり、3ヶ所目として「太田斉内地区小水力発電所」を建設中、とあり、それが写真の施設のようだ。
池(調整槽)近くの看板にあった「水門設備は」は幹線用水路の右脇に作られている迂回水路、「発電設備」は右端の建屋に当たると思われる。用水路の傾斜がやや急になって、水の勢いが増すところで水車を回して発電する仕組みである。
なお、土地改良区HPの説明によると、「調整槽」の役割は「パイプラインへの空気連行?を防ぐ」、「水車の大敵であるゴミを取り除く」とある。
幹線用水路沿いに進み、用水路が広い車道を横断する手前で振り返る。
📸014:「川端」付近の「仙北平野1号幹線用水路」
10月はもう用水路に水は流れていない。水路両脇のフェンスはここも「葛」の蔓に覆われている。
水路の奥左手に前掲の発電所が見える。
奥中央の「東山」は「小滝山」。
(⑦に続く)
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