ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧大曲市角間川を往く-2(その7、終)

2018年12月25日 | 旧大曲市を往く

●歩いた日:2018年11月25日(日)

●歩いた所

 ・角間川:東中上町、西中上町、中町頭、町頭、西上町、元道巻、二本杉、愛宕、東元道巻、八幡前、四上町、大浦町、下中町、東本町

●歩いたログ(足跡)(道のり5.4km)

(以上の地図:国土地理院)

 最後に、いつものように昔の航空写真(国土地理院)をご覧いただく。

(S51年)

 

 当時、「角間川」の街の南側は、南西に延びる道沿いと南に延びる「横手」へ向かう道沿いに建物が建ち並んでいるが、道から少し離れたところは一面の田んぼである。

 現在、公民館、保育園、緑地の公園がある場所には、H型の学校と思われる建物がある。「角間川小学校」は、元はここにあって移転した(移転した時期は不明)ことを本文で綴ったが、その校舎(あるいは校舎跡)と思われる。写真を見ると、本文に書いたように、正門は校舎北側広場の道沿いだったことがわかる。

 現在「角間川小学校」が建つ場所に、今の小学校の校舎の配置とは明らかに異なる建物が建つ。かつての「角間川中学校」の校舎かと思い調べてみたがよく判らない。「角間川中学校」が「藤木中学校」と統合して「大曲南中学校」となったのはS45年で、統合校舎はS47年に落成している(場所は「横手川」対岸の「藤木」地区)ようである。すると、S51年は「角間川中学校」がすでになくなおり、この校舎は移転後の「角間川小学校」であろうか。知っている人がいれば教えていただきたい。

 「八幡神社」のところの水色線は、S23年の航空写真で確認できる「横手川」の蛇行跡である。川向にも蛇行跡と思われる馬蹄形の地形がはっきり写っており面白い。

 S23年の航空写真を見ていただく。

(S23年)

 

 右下、「八幡神社」に接するように「横手川」が蛇行しており、その改修工事の最中である。「喜福院」がかつてこの神社のそばにあり、川欠けによって移転したとのこともうなずける。また、S44年の湧いたという「角間川温泉」の場所は、「横手川」の流路であったこともわかる。

 現在公民館などがある場所に建つ建物はS51年と全く同じ姿をしている。「角間川」の歴史には、「S22年に小学校と中学校が分かれ、校舎全部を小学校が使用」とあるので、S23年のこの建物は小学校の校舎ということになる。中学校はどこに建てられたのであろうか。現在の小学校の場所は白っぽく写っているが、よく見ると、校舎らしき四角い建物が建っているようにも見える。また、敷地の南西側には通路のようなものある。ただ、すぐ右上ある広場は明らかにグランドである。

 ところで、旧小学校のすぐ西側一帯が、広い範囲で亀の甲羅のような模様になっている。現在はほとんど田んぼになっているようだが、当時は畑だったのだろうか。それにしては少し不規則な模様である。

 なお、以前の「角間川を往く」でも書いたが、「横手川」はまだ昔の流路を流れている一方で、現在の川筋に改修する工事がすでに始められている。

(終わり)

●ブログに掲載したログの累計(累計の道のり:360.4km)

 次回も街歩きで、「旧六郷町六郷」の6回目の記事を掲載する予定です。よろしくお願いいたします。


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