ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧仙南村金沢・旧六郷町六郷東根を往く④

2023年07月11日 | 旧仙南村を往く

<「一ツ屋」の風景>

●歩いた日:2023年5月31日(水)

●歩いた所

・金沢  :狐森、乗上、南明田地、上野際、碇

・六郷東根:四天地、一ツ屋、北田中、南明田地、碇

  ※ 南明田地、碇は、金沢、六郷東根双方に(隣り合って)ある。

●歩いたログ(足跡)(道のり5.4km)


(以上の地図:国土地理院)

 さらに行くと道が左に直角に折れる。そこから下を望む。

📸007:「四天地」の一角3

 素晴らしい眺めである。下に広がる田んぼの向こう、右端の杉林が「一ツ屋」、その左手奥が「中野際」、さらにその左手奥に「飯詰山」、「飯詰山」と接するように見える大きな森は、この後立ち寄った「碇」の大きな屋敷、そこから左に少し離れた木立は「狐森」。そして極めつけは「鳥海山」。

 中断横に走る道は「みずほの里ロード」で、その手前にも田んぼが見える。「四天地」では「みずほの里ロード」の東側の斜面まで田んぼが拓かれている。

 写真の道を奥(西)に向かう。「みずほの里ロード」を横断して田んぼ中のあぜ道をさらに進む。道端に幟がはためいている。

(「美郷酒米研究会」の幟)

 右上隅に写る太陽光パネルのところから手前にまっすぐ来たところ。

 はためいている幟をよく見ると「美郷酒米研究会」とあり、下には「美郷錦」と書かれている。その上の黄色の文字は「春霞」と読める。

 「美郷錦」は「秋田県農業試験場」が育成した酒米の品種である。「春霞」は「六郷」の街中にある「栗林酒造店」の酒の銘柄である。「美郷酒米研究会」のことを知るため「栗林酒造店」のHPをのぞいてみると・・・。

 「美郷酒米研究会」は、「秋田」で誕生した「美郷錦」を使用した、「美郷町」ならではの酒を造るため、2005(H17)年に立ち上げた研究とある。ちなみに、「美郷錦」が品種登録されたのは2002(H14)年、「美郷町」が誕生したのが2004(H16)年である。新しく誕生した酒米と町の名称が同じになったことを契機として、研究会の活動が始まったようだ。

 「美郷錦」を栽培している田んぼに幟を立て、造られた酒は「春霞 純米吟醸 美郷酒米研究会」の名称で販売(特約店のみ)しているとあるので、興味のある方は「美郷酒米研究会」で検索してみてください。

 田んぼ中の道をさらに行くと、大きな水路に突き当たる。ログ地図を見ると、「蛇沢」東の山間から流れ出てくる小さな河川のようだ。その河川に沿って南に進む。

📸008:小河川と「出川」の出会い

 右側の流れが「蛇沢」から流れて来る小河川で、左手が「出川」。ここで出会って「出川」の幅がだいぶ広くなっている。

 橋がかかる道に出たいが、二つの流れを渡ることができないので少し引き返し、小河川の反対側を橋まで進む。

(「出川」にかかる橋から上流を望む)

 前掲写真とは逆方向の眺めで、二つの流れの出会う様子がよくわかる。

 流れの奥に「四天地」の太陽光パネル。

 青いパイプは、田んぼの灌漑に必要な水が「出川」を横断するためのもののようだ。

 橋から西に向かう。

📸009:「一ツ屋」の風景」

 東側から望んだ「一ツ屋」の風景である。写真の道奥はY字路になっており、「旧六郷町六郷東根を往く-1」(2019.12.2~ブログ掲載)ではそのY字路まで来たところ。

 そのY字路のところに「愛犬の墓」と刻まれたりっぱな墓石があったことを思い出し、再度それを確認しながらY字路を左に進む。

(⑤に続く)


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