<「真人公園」から果樹園と「鳥海山」を望む>
(「真人公園」の案内板)
「チビッコ広場」(公園右上隅の広場)から「多目的広場」の方に向かい、園内を貫く広い道の近くまで進む。
(多目的広場脇の桜)
日射しを透かして、透明感が感じられる桜である。かなりの老木で幹を見ると面白い姿をしている。
(多目的広場脇の桜2)
木肌がねじれたような姿になっている。奥の木も同じである。どうしてこんな姿になるのか、想像もできない。
幹の途中から若い枝が伸びている。
広い道に出て引き返して来る。
(公園の園児たち)
園児たちが先生に連れら、列になって歩いて来て、道端に腰を下ろす。私も初孫ができたばかりなので、思わずそちらに目をやる。
赤、黄、緑の帽子。行儀よく並んでみんな先生の方を向いている。先生のほかに親も付いてきているようだ。微笑ましい眺めである。
何気なく左端のコロナ対策の立札を拡大して読むと、「人と人との間を十分な距離に保ち、人混みに近づいたりしないように・・」とある。距離を保ったら人混みはできないはず、と突っ込みたくなる。
広い道から東側の斜面に向かい、「真人山」の頂上への登り口を探しがてら、アスレチック・コースを歩き回る。少し高くなったところで下の景色が望める場所がある。
(真人公園から西側を望む)
すぐ下に、果樹園が広がっているのがわかるだろうか。リンゴの花はまだだが、その花が一斉に開花したときは桜とは違う見事な眺めになるだろう。
果樹園の中に家が建ち並ぶ。
左手奥の家並が「増田町」の街並のようだ。
奥にまだ真っ白い「鳥海山」が秀麗な姿を見せている。
頂上へ登り口を見つけた後、斜面を降り、さらに下って池周りの散策路に出る。すぐ目の前に東屋が建つ小さな島(案内板に「かえり島」とある)があり、橋で渡れるようになっているので、そこでしばし休憩。
休憩後、散策路を時計回りに進む。
(池畔から「かえり島」を望む)
中央、大きな松の根元に、休憩した赤い屋根の東屋がのぞく。右手に橋も見え、風情のある眺めである。
さらに進むと、駐車場に向かう車道に突き当たり、右に折れて、車道沿いに設けられた散策路を進む。
(「たらいこぎ発祥の地」の碑)
この池では、「たらいこぎ競争が」が開催され、「増田町」恒例行事として、毎年TVニュースでその様子が放映される。たらいに乗って勇んで漕ぎ出したものの、バランスが取れずに多くの人が沈む様子を見て、いつも思わず笑ってしまう。
説明板には、「増田町」は昔から酒造りが盛んな土地柄で、酒造り用の「たらい」のタガが緩まないように池に浮かべてあったが、酒屋の若勢衆(若い衆)が面白半分にそれに乗って速さを競ったのが、「たらいこぎ競争」の始まりである、と書いてある。
下の写真はだいぶ古い時代の様子であるが、大勢の見物者が見守る中で、上半身裸の人がたらいに乗って手で懸命に漕いでいる。奥のたらいの横に、水に入っている人が写っている。この人は何をしているのだろう。
公園を一巡して駐車場に戻ろうとすると、道脇にアイスクリームと自販機がある。そこで二人ともアイスクリームを買い、車の中で食べる。
帰りは「国道13号」に出て、途中、「道の駅 美郷」で昼食を摂り、自宅へ戻る。
(終わり)
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