ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

旧中仙町長野を往く―1(その1)

2016年11月25日 | 旧中仙町を往く

●歩いた日:2016102日(日)

●歩いた所:狐塚・小合田・横町・二日町・元町・栄町・駅前町・九日町・六日町・新町

●およその位置(赤い所)

 ●ログ(道のり:8.1km

(以上の地図:国土地理院)

  「仙北平野を歩く」の投稿を始めます。これまで歩いた中で、どこからアップしようかと悩みましたが、今の時期とあまり季節的に違和感のない10月に歩いた分から掲載します。

 本格的な雪の季節になると出かける機会が少なくなると思いますので、その時は、夏に歩いたところも交えて投稿したいと考えております。

 ログと写真を見ながらお読みいただければ幸いです。

 📷001:「小合田」の道  今日は、「長野」の街の少し南にある「狐塚」で、国道105号線「角館街道」から東に折れ、集落の中を通り抜け、田沢湖線に程近い田んぼ道に車を置いてスタート。

 まず、鉄道と並行して走る田んぼの中の道を北に向かう。まもなく丁字路に突き当たる。地図にこの辺の地名は記されていないが、ゴミ集積所をみると「小合田」(コアイダ)とある。地名を知りたい時、ゴミ集積所は有り難い存在である。しかし、旧大曲市内の集積所は、地名でなく番号が書かれているので、あてにすることはできない。バス停とか乗合タクシーの停留所であれば、地名が書かれている。

 丁字路を右に曲がると鉄道を越える跨線橋となっているので、その上から集落を臨んで写真に収める。写真の道路の突き当りが105号線。手前の電柱の真後ろ辺り、かすかに東屋のようなものが見えるところが「八乙女山(公園)」である。

 跨線橋を下り、その下をくぐって、先ほどよりもさらに鉄道に近い道をまた北に向かう。

📷002:斉内川」

  やがて「斉内川」に架かる橋の上に出る。下流にデジカメを向けて写真を撮る。 

 「斉内川」は、奥羽山脈の麓、旧太田町の「真木渓谷」を源流とし、「仙北平野」を流れ下って「八乙女山」の下で「玉川」に注いでいる。 

 右側の木立の中に古い社のような建物が見えるが、地図を見ると「卍」が印されているので寺である。この後、ここをのぞいてみたいと思い寄ってみたが、「私有地につき立入禁止」の札が立っていたので止める。 

 土手の木は桜並木で、「八乙女山」と並ぶ桜の名所である。古寺の奥は道の駅「なかせん」。川の中にアユ釣りをしている人が見える。 

 橋を越えると街屋が立ち並ぶ狭い通りとなり、ここの地名も、ゴミ集積所から「横町」と知る。 

 この後、道の駅の脇を抜け、国道を横断して「長野」の街中へ向かう。 

📷003:「長野」の街中の風景

  国道を越え、「小滝川橋」と書かれた橋を渡って進むと、長野の街中を縦断している道に突き当たる。「旧角館街道」である。そこ右に折れて少し進んだところで、振り返って通りをデジカメに収める。

 道沿いに、塀に囲まれた大きな屋敷が立ち並んでいる。この辺りは店屋がなく、落ち着いた歴史を感じさせる佇まいである。

📷004:「長野」の街中の風景2

  さらに進むと、旧角館街道が大きくカーブし、変則的な十字路に出たので、そこで再度通りをカメラに収める。 

 写真中央の木立は、塀にかかる「秀よし」の看板からもわかるように「鈴木酒造店」である。調べると、創業が元禄2年(1689年)で、江戸時代の中期から続く、県内では最も古い酒蔵の一つとある。長野の街自体も相当古いのであろう。

(旧中仙町長野―1、続く)

 


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