2月15日 (日)
伊豆高原に春の訪れを告げる大室山の山焼き行事は、毎年2月の第一日曜日に行われることになっているが、自然相手の行事だから、雨、風、雪など燃火に支障があるある場合にはしばしば延期、再延期と繰り返されることが多い。
しかし、今年は一週間の繰り延べで実施となり、雲一つない抜けるような青空、風もほとんどなく、数日前から続いていた晴日のお蔭で山を覆う枯草は焼くのに最適な乾燥状態、まさしく山焼きに絶好の日となった。
家から大室山麓の「さくらの里」まで坂道をのぼっていくのはちょっとしんどい。歩く距離を縮めるため途中まで車で行ってから歩く。D-ikoiの拡張ウオークみたいな形で3家族6人。
山麓付近に近づくと道は大変な渋滞。延々と続く車の列、観光バスも沢山見かける。
これらの車は大室山山麓にあるいくつかの広い駐車場にも入りきれないのではないだろうか、下手をすると駐車場までたどり着かないうちに山焼きが始まり、渋滞した車の列の中で狭い車窓を通して僅かに山焼きの一部を見ることになるのでは、と他人事ながら心配になる。
山焼きの光景は遠くからならどこからでも見ることが出きるが、これまでの経験からも最良の眺めは、なんといっても走り火の音を聞き、炎に暑さを感じるほど近い「さくらの里」公園をおいてほかにはない。そこへはやはり歩くに限る。
「さくらの里」の大室山にもっとも近接し視界を妨げるものがないところを物色して座り、暫時火が回ってくるのを待つ。
僅か20分程度のイベントだが、 これまで何回も見てきた山焼きに比べ今回はもっとも迫力あるものであった。
最後に真っ黒に焼けあがった大室山の山腹に鹿が二頭火に追われ逃げ惑っているのを見かける。なんとか危機は脱したようだ。
終わって「赤沢亭」で昼食してIKOI農園で解散。歩数6000歩。
山焼きの動画 http://youtu.be/lHL0ABAQND0
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上空にヘリコプターが飛んでいたが、そこから写した写真がインターネットのニュースに出ていた。上からみるとこんな風なのか。