11月30日 (土) /
11月も本日をもって終わる。やるべき農作業もあらかたなくなり、今年のIKOI農園は店仕舞となる。
丹精込めて作った瓢箪南瓜と隼人瓜は出来過ぎて貰い手もなくなった。このまま枝にならせたまま徒に腐らせてしまうのはいかにも勿体ない。
できれば通りがかりの散歩人に持ち帰ってもらえれば「野菜冥利」に尽きる。
11月30日 (土) /
11月も本日をもって終わる。やるべき農作業もあらかたなくなり、今年のIKOI農園は店仕舞となる。
丹精込めて作った瓢箪南瓜と隼人瓜は出来過ぎて貰い手もなくなった。このまま枝にならせたまま徒に腐らせてしまうのはいかにも勿体ない。
できれば通りがかりの散歩人に持ち帰ってもらえれば「野菜冥利」に尽きる。
11月29日 (土)
氷雨降る中、伊豆高原の樹々は黄ばんだ枯葉を散らしている。いよいよ冬の訪れである。
家の周りの自然は黄ばんだ葉と落葉ですっかり取り囲まれるようになった。晴れない限り戸外にでることはない。園芸作業も散歩もできないので、健康にはよくない。
室内でパソコンか読書か、TVか。僅かに脳みそを動かすだけ……。
健康保持のためには、これまですっかりお見限りだったラジオ体操を再開しなければなるまい。
移ろいゆく秋の風景
玄関界隈
落葉に埋もれた隣家(別荘)の庭
リビングから
書斎から
11月24日 (日)
ゴミステーションでMr.ARとパッタリと会う。半年振りか。
久し振りに歩きませんか、と言われたので午後からMr.TBも誘って赤沢地区にあるDHCの遊歩道を歩くことにした。
巨木が生い茂る中、落葉の折り敷く散歩道をときに遮る風倒木を避けたり踏み越えたりしながら歩くこと小一時間。樹間を通してみる海の青さが眼にしむ。
ここ数日の間、実によく歩いた。晴れた日はできるだけ歩くことに心掛けたい。
11月23日 (日)
三連休の中日、しかも快晴に恵まれ、行楽地は人出で賑わう。本来なら地元の者は外出を控えるのだが、近くの別荘にMr.TBが来ているので松川湖一周のウオーキングに出かける。
お互い糖尿病持ちで「歩くこと」がその妙薬だと心得ているので、機会があれば出来るだけ一緒に歩くことにしている。
当地で名の知れた散歩コースのほとんどは坂道で構成されており、下りはいいとしても上りはかなり厳しい。最近は加齢によりいつしか体力の衰えが身に染みてきているので、距離はあっても平坦なコースが私には望ましい。
その点、松川湖畔にめぐらされた道は今の私にとってはゆっくり歩いて1時間余、季節による湖畔の景色の移り変わりの楽しみもありちょうどよろしい。
駐車場から
時期遅れでパンパスの茂みは剥げちょろ。
今秋は天気に恵まれず降雨が多かったので湖の水量はたっぷりある。
紅葉の見ごろはもう少し先か。
満天星ツツジの赤さが眼を惹く。
歩道を彩る紅葉樹
対岸から橋を望む。
11月22日 (土)
三連休の初日、素晴らしい天気に恵まれる。なんとなく全員集まってIKOI農園の冬支度が完了。畑の姿一新、すっかり綺麗になった。
昼食は焼芋とたこ焼き、おいしく頂いた。
11月19日 (水)
早朝の気温は随分下がり、いよいよ冬近きを感ずる。定例のD-ikoiウオークの日、7:00にMr.IW邸前に集合して出発。庭先の皇帝ダリアが青空に映えて美しい。今年は台風・暴風の影響で丈の高い皇帝ダリアは徹底的に痛め付けられたため高々と咲いてる花は珍しい。
今回のコースは城ケ崎海岸の門脇灯台から富戸に向かって伸びる「ピクニカル・コース」。以前は上り下りする未整備の崖路だったが、今はすっかり整備されて風がなく晴れてさえいれば散歩には最適。いい日を選んだ。
拡張された門脇灯台の駐車場からの入り口には城ケ崎海岸を代表する吊橋を望む小さな展望台まで作られていた。これまで見ることができなかった景色。
雲に陰った朝日に伊豆大島が照らされその前の海面が光る、あまり見かけない景観。
いつもは観光客でごった返す吊橋に我々だけ。
「潮風に傾いて生えている松」の言葉通りの見事な「磯馴れの松」の下で。
「ぼら納屋」から「魚見小屋」と富戸の街をのぞむ。
ピクニカルコースの野辺に咲く野の花を写す。ツワブキとイソギクは先刻承知していたが、「ツルソバ」と「ジシバリ」は家に帰ってから図鑑で調べ、さらにインターネットの画像で確認した。
探し当てるまで結構時間はかかったがこうした調べものをするのも楽しみの一つである。
11月12日 (水) /
最近のD-ikoiウオーク定例水曜日は天気に恵まれることが少ない。それに近時の天気予報は気象状況の変動が激しいからか事前予報が難しいようで甚だ不安定、長期予報だけでなく直近予報でも時間ごとに「雨」か「曇」の繰り返しが多くてウオーキングの予定が立て辛い。
くるくる変わった末の昨夜の最終予報では本日の天気は午前中は曇、午後は晴れ間もあるということだったので、思い切ってこの時期ならではの「天城の紅葉探訪」を実施することになった。(参加者はMr. & Mrs.IW、Mrs.ITと5名)
しかし、出発時は小雨が車のウインドウを濡らす有様で少し不安でもあったが、予報を信じてそのうち曇に変わり午後には晴れ間もみえるだろうと楽観して国道135号線を南下する。
やがて小粒の雨はやみ天城に向かう河津あたりから雲の間にちらりと青空を垣間見ることができるようになった。
河津まで来たのだからということで、ついでに「河津七滝」の中で最初に見ることができる「出合滝」を覗き見することにした。
「出合滝」は小さくてもともとさほど見応えのある滝ではないのだが、今年は雨が多く流水量もたっぷりあり柱状節理の岩間をくぐり紺碧の滝壺に流れ込む姿は意外に見応えがあった。
河津のループ橋を上り「天城街道414号線」を走って、途中から落葉に覆われた天城旧道に次入り、「旧天城トンネル」に着く。雨に濡れた両側の岩肌、濡れた樹々を縫いながらゆっくり走る。紅葉には少し早いが黄ばんだ濡れた葉がようやく差し始めた陽光に照る光景もなかなか乙なもの。
トンネルを抜け天城旧道を下って国道に戻り、滑川渓谷入口で駐車してから渓谷の両側を歩く。
水に濡れた川の岩面を落葉が彩り流水がとうとうと流れ下る様子もなかなか見もの。(もう少し後になると岩面のクヌギの黄色い落葉が赤い紅葉に変わる。その時がここの見せ場となるのだが……。)
真っ赤な紅葉はまだ僅か。
天城の紅葉の時期には少し早かったが、それなりの「天城紅葉の探勝」となった。
11月4日 (火) /
10月も過ぎ11月に入ったというのに今秋は心にしみるような美しい秋日和にはなかなか恵まれない。
こんなことは滅多にないことである。
今朝の空模様は朝陽が差し込み海面を煌めかせ島影もうっすらと浮かんでいるので期待したが、やはり「晴れ時々曇り」で一日が終わった。
天城の山に没した夕日が西の空を赤く染めたが、明日も「秋の夕焼け鎌を砥げ」というわけにはいきそうにない「天気予報」である。
11月3日 (月) 「文化の日」 /
「収穫祭」といより本年最後となる「作業日」か。天候不順やら各自の用務やらで「安納芋」(糖度の高いねっとりした食感で有名)を掘り上げる時期が遅れたこともあり、IKOI農園はながく放置され雑草がはびこり、かなり悲惨な状況になっていた。
今日一日、安納芋を掘り上げるだけでなく、来春に向けての畑の整理、見違えるようにきれいになった。
芋の収穫
耕耘作業
畝作り
菜の移植
作業終了
昼食の準備
昼食会
11月1日 (土) /
昨日10/31の産経新聞に載った記事タイトル『「生まれ変わるなら日本」8割強』に強い関心を持った。
慰安婦問題など自虐史観に立つ朝日新聞は論外としても、一般的に日本のマスコミが取り上げる話題はとかく暗い事件や日本社会のマイナス面を取り上げるものが多く、読んで楽しくなるような記事はとても少ない。いっそ新聞などは読まないに越したことはないと思うことさえ間々ある。
そんななかで、この記事は珍しくおおいに元気付けられ楽しくなるような記事なので、その調査内容をもっと詳しく知りたく思った。
そこで、この記事の元となった「統計数理研究所」(文部科学省所管)のホームページにアクセスしてみたら、同研究所が10月30日に公表した「日本人の国民性調査」がかなり詳しくでていた。この研究所は昭和28年(1953年)から5年毎にこのような調査を行ってきている公的機構であり、今回が13次の調査結果とかで、その調査はかなり信頼度が高いもののように思える。
まず第一に知りたかったことは「もう一度生まれかわるとしたら『日本』に」という調査である。日本に生まれてきたいか、それとも他国か、の問いに日本を選んだ人は83%で、なにより嬉しいのは若年者が今回大幅に増えていることである。これは将来に希望を持たせる嬉しい数値だ。
それに、面白かったのは戦前の抑圧態勢、戦中の恐怖体験、戦後の高度成長での働きと遊び、平成のバブル崩壊と長引く不況下での不安など世の中のすべてを経験し尽くした我々高齢世代のぼぼ全員といってもいい人が日本をよしとしていることである。これまでの生きざまを顧みてもこの国に生まれてよかったと思えるような国はそうざらにはないだろう。
もう一度生まれたら日本に生まれたい人の比率
では、この気持ちを支えているのはなんだろう。人間の社会生活を成り立たせる物質面と精神面でとらえると、日本の経済状況であり、日本人の精神状況・心の在り方であろうか。
日本はかつての高度成長期以来世界2位を続け、現在でも3位の経済大国であるが、平成不況で「経済力」「生活水準」の評価は急速に低下した。しかし、今回の調査では急速に回復し、往年の評価を取り戻しつつある。
日頃、物質的な生活においてぶつぶつ不服不満を言っているようにみえるがないものねだりの嫌いがあり、内心では現在の生活は恵まれておりその生活水準に自足していることが窺える。
日本の「生活水準」と「経済力」に対する評価
「アベノミックス」で日本の経済状態に明るさが見え始めていることは、それなりに承知していたが、今回の調査で最も胸に響いたのは日本人の心の在り方に対する問いかけであった。
「日本に生まれたい」気持ちは物質的条件、経済生活だけでもたらされるのではなく、この世を住みやすくする「心」であろう。
調査は日本人の長所として10個の性質を挙げて、選択させた結果である。
「勤勉」「礼儀正しい」「親切」を挙げる人が70%を超えている。これらはいずれも過去最高の数値である。
また、「心の豊かさ」も4段階評価で「非常に良い」「やや良い」とした人が47%で一時の落ち込みを回復しただけでなく過去最高となっている。
素晴らしいことだ。
日本人の性格(長所)と日本の「心の豊かさ」に対する評価
上に関連して、たいていの人は「他人の役にたとうとしているか?」「自分だけに気を配っているか?」の問いに対しては前者が毎回少しずつ増加し、今回は45%と42%に逆転している。
日本人って素晴らしい。
たいていの人は、他人の役にたとうとしていると思いますか、それとも自分のことだけに気を配っていると思いますか?
最後に、我々高齢者には関係ないが、これから日本人の将来の見通しについてはこれまでの悲観的見方より楽観的見方が再び増えていることはなんとももうれしいことである。
日本国はますますいい国になってきている、日本人はそんな素晴らしい国に生き続ける! 万歳!
《 それ以外に日本人の国民性として私が個人的に関心があったのは「宗教を信じるか?」という問いに対して72%g「信じない」、28%が「信じる」と回答していることである。この数値は調査年によって多少の起伏はあるが、おおむね70%と30%で長く変化していない。イスラムの台頭で世界が宗教をめぐって混乱しつつある今日、大多数の日本人が無宗教であることはいいことか、わるいことか……。私はこれを是としたい。 》
≪ 日本がよくなり、住みやすくなってきていることに関する若干の所見 ≫
以前にくらべて外出することが少なくなっているが、最近になって気づくようになったことの一つは街や人が集まる場所で以前によく見かけたタバコの吸い殻や紙ゴミがなく、きれいになっていることである。
それにもう一つ、以前に比べて人に接する態度が全般的にとてもやわらかになっていることである。店員などの接客態度もとてもいい。最初の頃は「あれはマニュアル通り」で心がこもっていないなどと皮肉にみることもあったが、どうやらシェークスピアがハムレットに言わせた台詞「習慣が天性を変える」で、今は笑顔にも心がこもっている。