10月22日 (土)
IKOI農園には2本の柿の木が植えられている。一本は「次郎柿」、もう一本は「渋柿(品種名不詳)である。
次郎柿の方は毎年立派な実を付てくれるのだが、実が熟するまえにカキノヘタムシに祟られてほとんどの実がポタポタと落果してしまい、僅かに残った熟果も収穫する前に鳥につつかれ無残な姿になり、ほとんど人間様の口に入ることがないというなんとも不運続きの樹となっている。
これに反して、渋柿の方はいつもなんとかそれなりの実を付けてくれるが、食べれるわけでもないのでそのまま放置してきた。
一昨年だったか、その実のいくつかを採取して試しに干し柿を作ったことがあったが、あまり出来の良いものには仕上がらなかったが、一応「干し柿」らしきものになったという記憶がある。
その渋柿の木に今秋はどうしたことか、枝もたわわにびっしりと沢山の実を付けたのを見て、よしもう一度、干し柿作りに挑戦しようと思い立った。
今回は事前にインターネットで作り方を慎重に調べ上げ、実を採取する段階から手順にしたがって作業を始めることにした。
(インターネット上にはいろいろ違った干し柿の作り方が紹介されているので、自分なりに納得できるやり方を選択した。)
前回と全く違った点は、柿の実の切り取り方である。紐を結びやすいように枝をT字型に切り取ったことである。その枝の部分に紐を結ぶのである。
これによって、紐からぶら下げても落ちる心配はなく、とても扱いやすい。ぶら下げた後に残る作業は指で実をモミモミするだけである。
前回に比し、今回は干し柿作りは順調に進行しているように思われる。これから先が楽しみである。