現実の世界に疲弊した皆さまを、「夢と癒しの時空」にご招待いたします!
驚きましたねえ!
当ブログに掲載したお話と同様な「不可思議現象」=「超常現象」について、なんと先日、NHKの報道番組で放映されたのですから……。
しかも、「オカルト的」な側面がすべて排除された、科学的な検証にもとづく真面目なお話でした。
「超常現象~科学者たちの挑戦」というスペシャル番組です。
番組冒頭、次のような科学者たちの嬉しくなるコメントから放映されたのです!
「『そんなことあるわけない』と、超常現象から目を背ける人は多いです。しかし奇妙に思えるものを避けてしまったら、科学は進歩の機会を失うことになるのです」~最先端量子論の権威者であるブライアン・ジョセフソン博士(32歳でノーベル物理学賞受賞)のコメント。
「最先端の科学が、『テレパシー』などの未知なる真実を明らかにしつつあるのかもしれません」~脳神経科学者のコメントです……。
この番組は、「幽霊・心霊現象」「生まれ変わり」「テレパシー」などの超常現象について、最先端の量子力学、神経機能学、脳科学などの分野で活躍している一流科学者たちが解明するという、非常に興味深い内容でした。
最初の科学的検証例は、イギリス国内の「幽霊に憑りつかれた城」での不可解な現象に科学者たちが挑戦するというものでした。
番組では、去年7月、イギリス国内にあるマーガム城(世界で最も幽霊に憑りつかれたといわれている城)を本格的調査に乗り出したという科学者たちが紹介されていました。
彼らはSociety for Psychical Research=(心霊研究協会)通称「SPR」のメンバーです。
「SPR」は、ケンブリッジ大学の研究者たちを中心に、心霊現象を科学的に解明しようと設立された伝統ある組織です。
今回マーガム城の調査には、著名な心理学者や物理学、医学、生理学などノーベル賞受賞者11人までが参加してきました!
彼らは電磁波測定器、温度測定器などを使用して、その正体に迫ったのです。
調査の代表者は物理学者の「スティーブ・パーソンズ」博士です。
番組はいきなり、幽霊の目撃者による恐怖の目撃談から始まりました。(とても怖いお話でしたよ!)
調査中、研究チームのメンバーは首筋に冷気を感じたそうです。
また、謎の光る球が目撃されたり、電磁波の異常測定値も検出されたとのこと。
この「冷気」の正体について、「大阪バイオサイエンス研究所」の神経機能学者小早川令子博士は、ネズミを使った実験で重要な手がかりを提示しました。
それは、箱の中にいるネズミの体温の急激な低下でした。
蛇などのネズミの天敵に由来する匂いが含まれた布を、ネズミが入っている箱の中に入れたところ、ネズミは恐怖を感じてしまい、それまで37度あった体温が34度まで急激に低下したのです。
この現象を詳しく分析したところ、ネズミの「背筋」の部分の体温が低下していました。
物理的に「ネズミは背筋が凍る」状態だったのです。
この急激な体温変化は、ネズミが体表面の温度を下げることで蛇から見つかりにくくなっているということであり、恐怖を感じたときに体温低下が起きるということは、危険から身を守るための防衛本能として非常に重要であるといいます。
このことは、今回マーガム城の調査研究者たちにも当てはまるそうで、彼らの脳が知らず知らずのうちに恐怖を感じて体に信号を送って温度を下げて寒く感じたという可能性は十分にあるようです。
人々が感じていた「冷気」は、「人間の生存本能」が引き起こす現象だとも……。
マーガム城で目撃された謎の光と、測定された異常な電磁波について、スウエーデンのウプサラ大学電気工学者バーノン・クーレー博士は、「マーガム城で計測された電磁波はとても興味深いです」とコメントしていました。
同博士がTMS(経頭蓋磁気刺激)の実験を行い、患者に何が見えたのか描いてもらったところ、患者が見たものはマーガム城で目撃された謎の光の球とよく似ていたそうです。
「電流は脳の視覚野を活性化させます。そうすると実際には光が発生していないのに幻覚を見ることがあるのです」~バーノン・クーレー博士の息子で脳神経学者ジェラルド・クーレー博士のコメントです。
「波長に3つの山が現れている。繰り返し現れるということは、人工的な何かだと考えられる」
「発生源を特定するのはかなり時間がかかりますが、いつか必ず解明できると思います」~バーノン・クーレー博士のコメントです。
そして今回、マーガム城の「不可思議現象」について、科学的に検証した結果ですが、
「我々の目的は、幽霊を見つけることではありません。我々はなぜ幽霊を見てしまうのか、その仕組みを解明したいのです」
という、物理学者スティーブ・パーソンズ博士の意義ある結論でした……。
つまり、マーガム城の幽霊騒動は、異常な電磁波の影響による幻覚や人間の生存本能などが引き起こしている現象だと。
実は私も以前より、「幽霊などの心霊現象」については、同様に電磁波の異常に起因するものだと考えていました!
では、「異常な電磁波」の原因は?
多分、電磁波の発生しやすい地形的な問題か、あるいは近隣に電磁波を発生させている軍事施設や工場が存在しているとか……ですね。
次に、「生まれ変わり」現象の科学的解明では、「偽りの記憶」が正体であるとする科学者が登場して、いくつかの事例について次のように説明していました。
「子どもは生まれてから2年間くらいは“幼児期健忘”と呼ばれる時期に当たり、詳細な記憶を持てません。そしてその後、徐々に記憶を形成していくことになります。その頃同じ話を何度も聞くと、実際に経験したと思い込むのです。これが『偽りの記憶』であり前世の記憶として誤解されてしまうのです」
「子どもに対し親はどんな話を読み聞かせたのか、どんなテレビ番組を見せたのか意外なほど忘れてしまっています。そして子どもは様々な記憶を混同します。それがいわゆる前世の記憶なのでしょう」と。
以上、アメリカコーネル大学教授で発達心理学者スティーブン・セジ博士のコメントでした。
しかし、「偽りの記憶」だけでは解明できない事例が世界で44存在するそうです。
その代表的な例としてアメリカ オクラホマ州のライアンという少年のケースがあります。
このケースでは、ライアン少年が生まれる以前、70年以上も過去に死亡した男の前世の情報について、アメリカバージニア大学医学部知覚研究室精神医学者のジム・タッカー博士が検証しました。
驚くべきことに、タッカー博士が死亡した男の遺族に聞き取り調査したところ、男についての68項目の情報とライアン少年の語った前世の58項目の情報が一致していたとのこと。
実はこの時、タッカー博士はライアン少年に会う前に男の遺族に会いに行きまして、事前に男の情報を入手していたのです。
「これらの事例を綿密に研究することが、科学に新たな視点をもたらしてくれると思います。この不思議な現象を科学で説明することはできるのか、可能な限り研究したいと考えています」~タッカー博士のコメントです。
「前世」=「死後の世界」=「魂の存在」についての科学的解明は、現時点では難解であるということでした。
私も「前世の記憶」について現時点では、未知なる領域ではないかと考えています。
番組の最後になりますと「テレパシー」に関連して、アメリカワシントン大学医学部で行っている、「fMRI」と呼ばれる機械を使用した世界に先駆けたユニークな実験を紹介していました。
番組の中で、同大学脳神経学者リアナ・スタンディッシュ博士が次のようにコメントしていました。
「離れた人の間でテレパシーのようなつながりが、あるかないかを科学的な方法で確かめたいと考えています」と。
fMRIを使った「視覚野の活動」という脳の実験では、リアナ・スタンディッシュ博士が脳の同期現象(人間の意識はほかの人と何らかのつながりがあるという現象)について実証したのです。
そして、同博士は次のようにコメントしていました。
「人間の脳には他の人とつながる何らかの仕組みがあるのかもしれません。私たちの実験はまだほんの手がかりです。もっと多くの研究成果が必要だと思います」
アメリカネバダ州の砂漠で去年の夏、「バーニングマン」という大イベントが行われましたが、このイベントで7万人以上の観客が集まった時、ノエディック科学研究所(超心理学)のディーン・レイディン博士は、人間の未知なる力について解明するためのある実験を行いました。
同博士はこの実験で、「乱数発生器」なるものを使用しました。
この乱数発生器が、人間の意識に作用されるというのです。そのことは20011年9月11日「同時多発テロ」で証明されたそうです。
それまで正常値を示していた乱数発生器の数値が、この日最初に飛行機がビルに突入した直後から、正常値から著しく逸脱した数値に変化したというのです。
つまり、「9・11同時多発テロ」直後から、人々の意識のパワーが集中して乱数発生器に影響を及ぼしたということでした。
このことを証明するために、ディーン・レイディン博士は「バーニングマン」という大イベントの実験を試みたそうです。
「この不思議な現象を検証するためにはバーニングマンが最適だと目を付けました。7万人もの人間の意識が燃える巨人一点に注がれる、これほどのことはめったにありませんから」~ディーン・レイディン博士のコメントでした。
この実験の結果は、230万分の1の確率で偏るというほど、乱数発生器の数値が変化したそうです。
「7万人の意識が一斉に高まったことが、波紋のように乱数発生器に何らかの影響を及ぼしたのかもしれません。興奮で手が震える思いです。現代科学では説明できないような現象をとらえたのですから」~ディーン・レイディン博士は、予想以上の実験結果に興奮していました。
この乱数発生器は量子の働きを利用したものだそうです。
量子については、当ブログ記事でも掲載しています。
余談ですが、拙著「闇サイト殺人事件の遺言」の執筆中、私は同事件被害者遺族の磯谷富美子様から被害者の故利恵さんの「虹にまつわる不可思議なエピソード」の情報を入手しました。
当時、私は必死に量子論を用いて、不可思議なエピソードの謎解きに夢中となりました。
その解答ですが、拙著と当ブログ記事に「シンクロ・二シティ現象」と関連しながら掲載してあります。
私たちの住んでいる世界(3次元宇宙)には、間違いなく人類の想像を遥かに凌駕した「超知性」が介在しています。
テレパシーの能力なども、もともとは人間に備わっていた能力か、あるいは人類が新たに進化した時点で備わるものと考えられます。
このことは、量子論、相対性理論、天文学などを多少なりとも勉学していけば理解できるでしょう。
最近では「量子もつれ現象」として、人類のテレパシー能力が証明されてきたようです。
番組の最後では、最先端量子論の権威者であるブライアン・ジョセフソン博士(32歳でノーベル物理学賞受賞)が次のようにコメントしていました。
「人間の意識が、量子などの物質に何らかの作用を及ぼす可能性はあり得ると思います。量子論を手がかりに不可思議な現象を説明できるかもしれません。テレパシーなどの現象も量子論と関連させれば説明できるだろう」
「今後、『量子もつれ』という興味深い現象の理解が進んでいくでしょう。そうすれば、テレパシーのような現象も科学的に説明できる理論を編み出せるかもしれません」
「科学の可能性がどんどん広がっていくのを目の当たりにするのは、とてもわくわくすることです。私たちが研究を続けるのは、真実を見極めたいからなのです」
「科学は常に前進しています。もっともっと不確かなものを解明し、理論に取り入れていく必要があります。そうすれば、科学は新たなステージへ踏み出すことができるでしょう」……と。
それでは皆様、またの訪問をお待ちしています★